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文系営業職から開発職へ転身!~エンジニアの適性とは?

こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。今回は、第二新卒で文系営業職からエンジニアとして入社した若手社員のインタビューをお送りします。なぜエンジニアの道を選んだのか、当社におけるエンジニアの適性について話を聞いてみました。

 松島拓哉

松島 拓哉(まつしま たくや)
基盤本部   サービス開発部   モバイル開発グループ
2019年3月第二新卒入社(入社当時24歳)
前職は金融・保険業界の営業職。現在はエンジニアとしてモバイル通信事業に関わるサービス系システム等の開発・運用に携わる。

 

第二新卒で営業職からエンジニアへキャリアチェンジ

 

──── 松島さんは第二新卒で文系出身からエンジニアとして入社しました。学生時代はどんなふうに過ごしていたのですか?

 

法学部で、ゼミも法律系。ロースクールにも通ったりして、がっつり文系寄りの勉強をしていました。サークルは陸上と、美味しいものを追い求めるグルメサークル。陸上は高校の時に県大会や関東大会に出たりしていましたが、大学では運動の一環として活動していました。といっても実はゲームが趣味のインドア派です(笑)ごく一般的な文系大学生でした。

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──── 松島さんは新卒で金融・保険業界の営業職として就職していますが、当時の就活の軸はなんだったのでしょうか。

 

プライベートが充実している=人生が充実しているだろうと考えていたので、とにかく安定していてワークライフバランスの良さを軸に就活していました。それこそ公務員や大きい企業で働ければいいかなと考えていたんです。そして、その軸で入社した会社では金融や保険の商品をお客様に提案したり、売り上げを伸ばす施策を企画・実行したりしていました。1年経ったころに一部門のリーダーを任され、自分なりに考えたアプローチの仕方などをメンバーに展開した結果、管轄内で1位の成績を収めることができました。この成果は自分だけの力ではなく、いろんな方の助けがあって実現したものだと思っています。

 

──── 入社1年でリーダーを任されたんですか?

 

はい。理由は聞いていませんが、営業成績や人並み以上のやる気という部分で周りを引っ張ってまとめてくれると期待されてのことだったのかなと思います。

 

エンジニアを目指したきっかけ

 

──── 営業職で活躍していた松島さんがエンジニアを目指そうと思ったきっかけを教えてください。

 

きっかけは2つあります。1つ目は、自分の仕事に対する価値観の変化です。先ほど話したとおり、以前は安定していること、プライベートが充実していることを軸としていました。ですが、いざ社会人になって仕事をするうちに、「仕事って意外と人生の中で充実感を得られる場なんだ」と気づいたんです。プライベートだけが充実していればいいわけじゃないと。仕事でもさらなる充実感を得るにはどうするべきかと考えた時に、もう少しチャレンジングな場所で働いてみたいと思いました。2つ目は、時代の流れです。もう終身雇用の時代ではないので、自分の力で戦っていけるスキルを持った人間になりたいと思ったんです。

じゃあなぜエンジニアなのかというと、今はやはりIoTやICTなどIT全盛の時代です。その流れがしばらくは続くだろうと考えた時に、エンジニアという選択肢が出てきました。「エンジニアとしてスキルを伸ばして自分の力で戦っていく」ことを目指して、転職活動を始めました。

 

──── 未経験なのにエンジニアになりたいと思ったということは、もともとなんとなく興味はあったんですか?

 

そうですね、ゲームが趣味というのもあって、学生時代にたまたまプログラミングをほんの少しですが触る機会があったんです。こういう風に動いているのか、と興味深かったのを覚えています。

 

──── エンジニアになろうと決断したとき、何から取りかかりましたか?

 

プログラミングをほんの少し触ったことがある程度では履歴書に書けないレベルでした。なので、まずは1つの言語でもいいから勉強して、プログラミングってこういう風に書くのか、こういう風に動くのかと理解するようにしました。その時勉強したのはRubyというプログラミング言語です。それを選んだ理由は単純に、ネットで「初心者におすすめ」「わかりやすい言語だからこれから学ぶといいよ」って書いてあったから(笑)。3カ月位みっちり独学して、エンジニアとしてどういう会社に行きたいか軸を絞っていきました。

 

──── 会社を選ぶ際に重視したことはありますか。

 

まず自分のスキルを伸ばせる環境かどうかを重視しました。BIGLOBEを選んだ理由は、自社開発なら新規サービスの開発や自社サービスを保守し続けるので高いスキルを積めるのではということと、昔ついっぷる*を利用していてBIGLOBEを知っていたからです。そして、面接を通して会社の雰囲気を知っていく中で志望度が高くなってきました。社員がのびのびと自由に仕事しているように見えつつも、技術的な勉強を積極的にしている感じが伝わってきて、自分が目指している目的とマッチしていると感じたのが決め手です。
*ついっぷる:2017年10月までBIGLOBEが提供していたTwitterクライアントサービス

 

エンジニアとして大切なのは目標を明確に持ち行動を起こすこと

 

──── 情報処理やプログラミングの知識がないと難しいと思ってしまいますが、実際にエンジニアになってみてどうですか?

 

プログラミングの知識の面で、学生時代に勉強をしてきた理系の人と比べるとまずスタートラインが違います。そこに追いつくのは明らかに大変で、もちろん勉強が必要です。

ただ、文系と理系の違いは学生時代にプログラミングを触る機会やプログラミング的な思考を養う機会があったかなかったかの差でしかありません。機会がなかったのなら機会を自分で作ればいいだけの話です。なので、スタートラインに差があることで焦りや不安を持つ必要はなく、大切なのは自分がエンジニアになって何がしたいか、何を実現したいかという目標を明確にもって、そのためには何が必要なのかをきちんと理解することだと思っています。それが理解できたら、ひたすら勉強を頑張る。これはエンジニアに限らず仕事をする上で大事なことですね。

BIGLOBEは未経験の自分を理解して採用してくれたはずなので、頑張って勉強して、焦らず着実にスキルを伸ばしていけるか、へこたれずにチャレンジできるかだと思っています。

 

──── 実際にスタートラインでの差をどう乗り越えたのでしょうか。

 

入社は3月だったのですが、未経験だったことから1カ月間は準備期間としてプログラミングの勉強をしながら過ごしていました。4月になり新卒の研修に合流して研修を受けたのですが、理系に比べ在学中の勉強の差はめちゃくちゃ感じました。ですがそれは仕方のないことで、文系未経験としてスタートラインに差がある事実を認め、そこに追いつくために頑張りました。

分からない言葉もその場で聞いてメモしたりしていましたね。特に入社後はプログラミング知識の他に、会社特有のシステムとか単語とか分からない用語だらけですから。そうやって着実に疑問を解消していきながら少しずつ自分の知識の空白を埋めていきました。

 

──── スキルを身に着けるために意識していることは?

 

仕事をしていく中でこのスキルが足りないと感じたら見逃さずに勉強するようにしています。
1つ言語を学ぶと他の言語の体系もなんとなく分かるので、いろんな言語を学ぶのもさほど苦労ではありません。実現したいことにあわせた技術やスキルを身に着けるのは楽しいですね。

 

──── 注目している技術トレンドと、それに対して取り組んでいることはありますか?

 

現在、全社的にAWS(Amazon Web Services)を活用していこうという方向性を示していることもあって、AWS等の資格取得に向けて、クラウド関連の知識習得を目指しています。

 

──── どんな人が文系でもエンジニアとして活躍できると思いますか。

 

文系理系関係なく、大切なのは、学生時代に経験した活動や交流を通じて得られたものをどう生かしていくかということ。文系でプログラミングを全く勉強していなくてもこれまでのコミュニケーションの経験を生かして、きちんと相手の言っていることを受け止められる人の方がエンジニアとしても他の職種としてもいい人材になれるポイントだと思っています。

・相手の言うことをきちんと受け止めて理解できる
・自分の意見を相手にきちんと伝えられる
・前向きに頑張れる
・自分がどうありたいか理想をしっかり持っている
・成長意欲があり、行動に移している

このようなベースがあれば、きっとエンジニアとして活躍できると考えています。
私自身も学生時代や前職の営業でコミュニケーション力を養っていたので、それを強みとして日々励んでいます。

 

BIGLOBEのエンジニアってどんな人?

 

──── BIGLOBEのエンジニアにはどういう人が多いのか教えてください。

 

スキルアップに貪欲で、本当に勉強熱心な人が多いですね。すごくできる人なのにまだ先をいくのか!という感じです。自身のスキルアップのために何が必要でどういうノウハウをためるべきかを常に考えているし、周囲にも共有してくれます。

未経験の自分に対しても、勉強会に招待してくれたり、最新技術やおすすめの書籍、セミナーを教えてくれたり、どういうふうに学んでいけばいいかなど、関心を寄せてくれるエンジニアが多いです。

あとは、ロジカルにものを話す人が多いですね。相手に言われたことを一度自分の中に落とし込んでかみ砕いてから意見を言う。そういうやりとりができる人ばかりなので、自分の言ったことをすぐさま否定されるといったことがありません。

 

自身の成長をふりかえる

 

──── 入社直後に比べて、どのような点で自分自身の成長を感じていますか?

 

入社直後はそれこそプログラミングも頭でっかちでしたが、今ではBIGLOBEのシステムやプログラミングの理解度は格段に違います。自信をもっていろんなことに取り組めるようになったのでそのあたりは進歩したなと思っています。作ったモノが動いているのを見るのが自分の中で一番楽しい瞬間ですね。
多少不安があったのは事実ですが、今思えば杞憂だったなと実感しています。

やはり、成長意欲は大事です。エンジニアとして活躍できるかできないかの線引きはそこだと思っています。その成長意欲は目標があってこそ出てくるもので、目標に向かってどう努力すべきか見えることで、意欲・モチベーションにつながります。エンジニアになったから終わりではなくエンジニアになってからが始まりで、スキルにゴールはないです。今のスキルのままでいいやと思ってしまうと、BIGLOBEでは大変な思いをするのは間違いないので、何を実現したいのかちゃんと目標を持つことが何より大事だと思っています。

 

上司からのコメント

💡松島さんの上司(部長)に話を聞いてみました💡

松島さんを採用した際、新入社員、第二新卒を受入れて育成するということで、その選考では大学の専攻は条件にしていませんでした。一方でエンジニアは技術の進化をキャッチして自分自身が成長させ続けたり、担当するシステムや開発プロセスを進化させ続けたりしていく必要があります。

松島さんを採用した決め手は、
・現状に甘んじることなく、成長し変化し続けられる人財であると思えたこと
・それを裏付ける行動と実績があったこと

です。

具体的には、前職の営業職での経験からそれが読み取れました。
・自ら創意工夫した営業ツールを企画・実行し、営業成績として実績をあげたこと
・その実績から上司や周囲に認められ、リーダーとして業務を任されていたこと

これらのことから、社会人としてしっかり行動でき、会社へ貢献ができる人財とも思いました。

また、エンジニア職へのキャリアチェンジを決意したのち、転職活動に先立ってすでに情報処理系の勉強を始めていると聞き、ここでも行動力・実行力を確認することができました。

入社後も業務の幅を広げるため、自ら様々な業務にチャレンジし、一定の成果を出しています。
もちろん情報系の大学やそれ以前から学んできた社員に比べれば、知識の幅や深さにおいてまだ追いつききれていないところもありますが、それは想定内です。

一方で営業職経験で身についたと思われるお客様視点を意識した提案力など、他のエンジニアに勝る部分を垣間見ることもあり、今後エンジニア経験を重ねたときには、他のエンジニアを超える活躍をしているであろうことが期待できる存在となっています。今後がますます楽しみです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、 Amazon.com ,Inc.またはその関連会社の商標です。

 

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