BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

新しいサービスの創出を後押しする「Stage0アイデアマーケット」を開催!

こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。

BIGLOBEは今、基幹事業で培ったノウハウを新規事業に活かしていく「二軸運営」を目指しており、アイデアを形にできる面白いフェーズにいます。

そのための施策として、開発部門である基盤本部と、事業プラットフォーム部門が合同で企画し、立ち上げたのが「新サービス創出推進プログラム」です。この活動の背景には「自己成長を後押しする職場環境、サービスプロセスの整備」を掲げており、以下のような狙いがあります。

基盤本部

・ 顧客/ビジネス目線で考えることのできるエンジニアの育成
・ 新しいことに取り組みたいという創出意識の高い人の要望に応える

事業プラットフォーム部門

・日常的にプロダクト志向によるサービス改善や新規サービス創出が行われ、メンバー一人ひとりが「自己成長につながり、やりがいがある」と感じられる職場へ
・実戦経験を通じてデザインシンキングやビジネスデベロップメント等のスキルを強化し、市場で通用する人材に成長 

2021年下期から開始された「新サービス創出プログラム」では、これまでに以下の活動を行ってまいりました。

多摩美術大学との産学共同研究で作られた学生の作品を題材に、新しいサービスを考えるワークショップ(2022.1)
・ユーザー調査プログラム(2022.2)
・新サービスアイデア発表会(2022.3)

2022年3月に行われた「新サービスアイデア発表会」(半期に1度開催)で評価されたアイデアについては、事業化に向け組織の枠を超えてプロジェクトとして活動が継続されています。しかも、その中には新入社員のアイデアも!素晴らしいですね💪

このようなさまざまな活動がある中、2022年7月に行われたのが「Stage0アイデアマーケット」。今回はその様子をご紹介します。

Stage0アイデアマーケットとは

・思いついたアイデアを気軽にアウトプットする場がない
・アイデアを自由に持ち寄って議論するタイミングがない
・アイデアを成長させる場がない
・アイデア発表会前にアイデアをブラッシュアップしたい
・持っているアイデアを推進するための仲間を集める場がない

Stage0アイデアマーケットは、上記のような社員の声を吸い上げて企画され、それぞれが持っているアイデアを気軽に発表し、みんなでブラッシュアップしていこうという初の試み。新しいことに挑戦できる活動の場は、社員のモチベーション向上にもつながっているといいます。

Stage0 アイデアマーケットに潜入してきました!

今回はオフライン+オンラインのハイブリッドでの開催です。合わせて約180名(社員数の1/3程)の参加となりました!

会場全体の様子。本社のコミュニティスペースを利用しています。
好きなタイミングで気になる展示スペースを見学できるようになっています。

出展方法は以下の3パターン。

①アイデア掲示板
 アイデアの企画書をボードに掲示します。匿名でもOKで、ちょっとしたアイデアでも気軽に参加が可能です。

②アイデア展示スペース
 展示者同士や見学者とのディスカッションの場。一緒にサービスを考える仲間も募れるかも?

③アイデア発表スペース
 LT(Lightning Talk)形式で発表!

申請されたアイデアの数は、全部で44件!気軽に出展できる方法もあるのがいいですね。アイデアは全てカタログにして閲覧できるようになっています。社会課題をテーマにしたものが多く、防災やリサイクルの活用などがアイデアとして挙がっていました。

アイデア掲示板には見学者からの意見や感想が書かれた付箋が貼られています。

アイデア展示スペースで意見交換しながらブラッシュアップを図っています。

有泉社長(左手前)の姿も。

中継班が各ブースを回りインタビューをしています。

アイデアLTの様子。オンラインでも中継されました。

出展者、見学者共に、新入社員、中途社員からベテラン社員までとても幅広い顔ぶれ。LTでは入社して間もない新入社員も挑戦していました👏

各展示スペースで質問を投げかけると、自身のアイデアを意気揚々と説明してくださりこちらも刺激を受けました!さまざまなアイデアが発表されているので、見学者もワクワクしながら巡ることができ、とてもユニークなイベントでした。

今回出展されたアイデアは、今後行われる「新サービスアイデア発表会」に向けてさらに良いモノに仕上がると思います!

最後に、開催を手掛けた基盤本部の梅津に話を聞いてみました。

主催者インタビュー

――― 「Stage0アイデアマーケット」を実施してみていかがでしたか?

梅津:コロナ感染拡大という状況のなか、対策のもとオフライン+オンラインのハイブリッド開催としました。在宅勤務率が高いため、オフライン見学者数はそれほど期待していませんでしたが、幹部の方々をはじめ、30名程来場いただけました。オンラインは150名程の参加がありこちらも予想をはるかに超え多くの社員に参加していただけて良かったです。
掲示、展示、LTとそれぞれ出展枠を設けたのですが、アイデアの数も期待以上に集まり、今後継続に向けての手応えを得ることができました。
その一方で、アイデアを出展する部門に若干偏りがあるので、今後の課題として改善していきたいです。

 

――― 開催にあたって工夫したことはありますか?

梅津:①コミュニケーション活性
まず、展示者同士、そして展示者と現地見学者間のコミュニケーションを密にできるように意識しました。アイデアをブラッシュアップする目的はもちろんですが、他部門の方や職位の違う方などと、コミュニケーションを図れる機会にしたいという意図もあります。
そのために、全社に対して開催の告知をし、主催部門だけではなく組織の垣根を超えて参加できるようにしました。告知したことで幹部の方にも興味を持っていただき現地に足を運んでもらえたので、参加者は直接話すことができて良かったのではと思います。
現場に来られない人(オンライン)にも臨場感を感じてもらいたかったので、展示者に突撃インタビューをするなど現地の様子を共有できる工夫もしました。

梅津:②小さなアイデアでも掬い上げる
最初から、新サービスとして成り立つようなアイデアは少なく、たいていは個人個人の内にある、発表するまでもないと思われているような、ごく小さなものだと思っています。
しかし、そうした小さなアイデアも、組み合わせればよいアイデアになったり、他人の意見を加えることによって思いもよらない発展があるかもしれません。
また、違った立場の人が見れば、別のアイデアを生み出すきっかけになったりもします。
そのため、普通なら表に出てこないような小さなアイデアも漏らさず掬い上げることが必要だろうと考えました。
具体的には、少しでも参加の敷居を下げるために、アイデア掲示板のみの参加や、匿名での参加も歓迎するようにしました。
将来的には社員が持っているアイデアを簡単に投稿や提出ができ、それらを貯めていける仕組みができればいいなと思ってます。

梅津:③その他の工夫
その他、掲示のみのアイデアへは見学者が意見や感想を付箋に書いて掲示物へ貼って表明できるようにしたり、LT&展示インタビューを1ターンとしてそれを2ターン繰り返すことでメリハリのあるタイムスケジュールにしたりしました。

 

――― 出展者や見学者からはどのような感想がありましたか?

梅津:出展側、見学側ともにおおむね高評価をいただきました。特にオフラインでのディスカッションに対する評価が高かったですね。オンラインについては現場からの一方通行な中継だったため、発表内容に対して何かしらリアクションしたかったという意見がありました。今後は双方のコミュニケーションがより取れるような仕組みを考えていきたいと思っています。

 

――― 「新サービス創出推進プログラム」の今後の展望を教えてください。

梅津:コロナの影響で全社横断でコミュニケーションを取れる機会が少ないからこそ、このプログラムを定期開催できるようにしたいです。さらには、コロナが収束して、オフライン参加者が増えることで、さらに活発なディスカッションが行えるようになることを期待しています。
アイデアを軸にしたコミュニケーションを基本として、今回の経験を糧に開催方法の見直しや拡大を図り、新サービス創出を全社で盛り上げていきたいと思います!

 

―――ありがとうございました。今後の活動も期待しています!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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