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男性育休のメリットとは?自分に合ったスタイルで仕事と子育てを両立する

BIGLOBE Style編集部の吉田です。

厚生労働省から発表されている「令和3年度雇用均等等基本調査」によると、男性の育児休業の取得率は13.97%と年々上昇傾向にあるものの、まだまだ低い水準です。

そんななか、当社では2022年度には対象男性社員の40%が育児休業を取得しています。また、育児休業というスタイルの他に、年次休暇やファミリーフレンドリー休暇(※)を充てて育児目的の長期休暇を取得している社員もいます。

※社員本人の病気の他に、家族の看護や、配偶者の出産、子の学校行事、地域ボランティアなど、 家族・地域や社会との共生を図ることを目的とした有給の休暇制度。年間5日付与(年次休暇と同様1日、半日、1時間の単位で取得することが可能)。

今回は、年次休暇とファミリーフレンドリー休暇を利用して約2カ月間の育児休暇を取得した山田 航太(やまだ こうた)に、実際取得してみてどうだったのか、仕事との兼ね合いも併せて話を聞いてみました。

山田 航太

山田 航太(やまだ こうた)

営業統括本部 コンシューマ営業部 広域営業2グループ 主任
2018年4月新卒入社
2022年9月に第一子(長女)誕生

※撮影時のみマスクを外しています。

パートナー営業の仕事とは?

 

―――今日は、仕事でも大活躍されている山田さんに仕事から育児の話までいろいろ話を聞きたいと思います。よろしくお願いします!まずは自己紹介からお願いします。

 

山田:現在入社5年目で、配属当時からコンシューマ向けの営業を担当しています。北海道から九州まで販売代理店がある中、僕は中部北陸エリアの責任者として、主にauショップや量販店販路において、「ビッグローブ光」、「BIGLOBEモバイル」の売上を拡大することをミッションに活動しています。

具体的には、売上拡大につながる戦略を立てたり、代理店スタッフから課題や要望を聞き解決策を提示したりなど、いかにBIGLOBEのサービスを売りやすくするかを考えるのが僕の役割です。

 

―――やりがいやモチベーションとなるのはどんなところですか?

 

山田:取り組んだ結果として目標値を上回った時はもちろん達成感がありますし、やりがいを感じます。また、委託先の営業スタッフや店舗関係者の方々から「山田さんがそこまで言ってくれるのなら頑張ります!」「頑張っているね。こちらも数字を上げるように頑張るよ!」という言葉をいただけることが、大きな励みになっています。日々ミーティングで関係者と議論を交わしたり、実際に店舗に足を運んで真摯に向き合ってきた結果、このような信頼関係を築けたのかなと思います。店舗ではBIGLOBE以外にもさまざまなキャリアを扱っているので、差別化という意味でも自分のふるまいを強みに、僕を好きになっていただけるような行動を日頃から心がけています。

 

―――なるほど。人と関わる仕事ですから大事なことですね。これまでに困難だったことはありますか?

 

山田:日々高い目標値を追っているので、辛いこともあります(笑)

売上が芳しくない場合、委託先の営業スタッフに理由を問わないといけない場面がありますが、正直苦手なところです。ですが、きちんと指導しないといけません。そんな時、自分が矛盾する行動を取っていたら説得力を高められませんし、信頼関係も保てなくなりますよね。だからこそ自分がしっかり向き合っているところを示した上で、改善に取り組んでいただいています。

また、当社側の説明不足でお客さまにご迷惑をおかけしてしまった時など、BIGLOBEのサービスを扱っていただいている店舗からお叱りを受けることもあります。配慮が足りなかったところはきちんとお詫びをして、真摯に向き合って挽回に努めます。その対応が功を奏して「そこまでしてくれるのなら」と、より一層良好な関係を築けることもあるんですよ。

このような困難を乗り越えて数字を達成できた時は、関係者と喜びを分かち合います(笑)

山田 航太

―――まさに、ピンチをチャンスに変えているわけですね!山田さんは、仕事上モットーとしていることはありますか?

 

山田:相手の立場に立って先回りして行動することです。たとえば、上司が必要としそうな資料を用意しておくなど、言われる前に主体的に動くようにしています。これは、新入社員の頃から意識していることで、「この程度のこともできないのか」と思われたくない、期待を超えたい!と思って積み重ねてきました。
また、意図しないことをしなくてはいけない時も、一度飲み込んで自分の中でかみ砕きます。そして、やってみた上で意見を言うようにしています。やらないうちから突っぱねるようなことは絶対にしません。

 

「父親にもきちんと育児のことを知って欲しい」という家族からのメッセージ

 

―――新入社員の頃から志が高いのですね!若くして主任となり、エリア責任者という立場で活躍されている山田さんですが、最近お子さまが産まれて3人家族となりましたよね。ここからは育児の話を聞かせてください。

 

山田:2022年9月に娘が産まれました。生後1,2カ月のころは夜中に泣いたりしましたが、最近では21時頃にミルクをあげたら朝6時頃までしっかり寝てくれるので、大変助かっています(笑)

 

―――親としてありがたいですね...!育児を目的とした長期休暇を取得されたとのことですが、取得しようと思ったきっかけは何だったのですか?

 

山田:妻と相談して、出産時から約2カ月間休暇を取得しました。
僕自身、妊娠が分かった段階から育休のことは考えていたものの、仕事のことを思うと葛藤があったのが正直なところです。2022年4月に主任に昇格させていただき、バリバリやっていこう!と思っていたところでしたし、エリア責任者という立場で仕事に穴をあけることに不安があって。
妻と里帰りをしないと決めていたので、自分が育休を取得したほうが妻も安心だろうし、自らそう言い出せたらいいのに…と頭の中では分かっていたのですが(笑)
そんななか、妻から「育休を取得して欲しい」と話があったんです。「最初は不安もあるし、きちんと育児のことを知って欲しい」という思いを聞き、それが後押しとなりました。

山田 航太

上司に背中を押され、自分に合った休暇スタイルで育児に専念

 

―――職場に言い出しづらいといったことはなかったでしょうか。

 

山田:育休を取得している男性社員が多いというのもありますが、チームメンバーとは日頃からプライベートなことも話せているので言い出しづらさは全く無かったです。ネガティブな反応がくることもないと思っていて、実際、上司の方々に「育休を取ろうと思っているんですよね」と話したら「めっちゃいいじゃん!取りなよ!」とあたたかく応援してもらえたほどです。
さらにありがたいことに、当初は育児休業を取得しようと思っていたのですが、上司から「最終判断は任せるけど、仕事に不安があるようだったら使いきれていない年次休暇やファミリーフレンドリー休暇を使うことも選択肢にいれてみたら?」と提案がありました。確かに、前年度の繰り越し分を含めて、予定していた育休期間分の休暇日数が残っていたんです。結局、突発的な業務にも対応できるように、それらの休暇を組み合わせた柔軟なスタイルで取得することにしました。
結果的にチームの協力のおかげでその期間中ほぼ業務をすることはなく、稼働したのは半日×2日程度でした。業務を巻き取ってくれた上司は普段の仕事と僕の仕事で大変だっただろうと思います。本当に感謝しています。

 

最大のメリットは、家族の絆が一層深まること

 

―――育児休暇中の生活はいかがでしたか?何か感じたことはありますか?

 

山田:二人三脚での育児で、夫婦の絆がぐっと深まったと思います。まず、出産に立ち会ったんですが、感動的な経験でした。本当にありがたいことですし、父親としてちゃんと育てていこう!という心構えにもなりました。退院後は、昼夜関係なく数時間おきにオムツを替えて、ミルクをあげて…(笑) 夜中の世話は日ごとに当番制にしたり、家事に関しても妻が食事を作ってくれたら僕が食器を洗ったりといったように意識して分担し、協力し合いました。妻もこの4月から仕事に復帰するので、この休暇期間中に保育園の見学も一緒に行きましたね。
ただ、2人で育児をしているつもりでも、妻にかなわないところもありました。たとえば、湿疹が出ているとか、この月齢ではこんな服がいいとか、お食い初めやお宮参りなどの各種イベントについてなど、僕では到底気づかないような細かいところまでしっかり見てくれるので、尊敬しています。

山田 航太

―――復帰後、仕事上困ったことはありましたか?

 

山田:ちょうど復帰のタイミングで、僕が担当する中部エリアの営業体制がエリア毎ではなく販路毎の体制に変わると告げられて、対応に迫られました。
体制変更によって店舗を担当する委託先の営業スタッフが変わるため、早速店舗へ挨拶に伺ったり、戦略を立て直して効果的な営業手法を販売スタッフに落とし込んだりということを復帰早々に行いました。今は通常運転に戻りましたけど(笑)

 

―――ご家庭の方は問題なかったですか?

 

山田:僕の帰りが遅いときは、妻が朝から晩まで1人で育児をしているので相当負担がかかっていると思います。僕も、1人で育児をする大変さを休暇期間中に経験すべきだったと今になって反省しています。どれだけ大変かを妻も僕に知って欲しいと思っているだろうし、僕自身も「理解しているつもり」ではなく、経験した上で共感し合いたいと思いました。
少しでも休ませてあげたいので、早く帰れたときは娘をお風呂にいれたり、土日はすすんで育児をしたりするようにしています。

山田 航太

これから父親になるかもしれない方へのアドバイス

 

―――山田さんがお休みの日にママ休日を作ってあげられるといいですね!最近では産後パパ育休の制度が新設されるなど、父親も積極的に育児に関われるようになってきました。今後家庭を持ったり、お子さんが産まれたりする男性のみなさんへアドバイスはありますか?

 

山田:父親も、育児を目的とした休暇や休業を取得することをおすすめしたいです。子供のためももちろんですが、子供を産んでくれている時点で負担がかかっている母親をしっかりケアしてあげることによって、家庭円満になりますから。それに、子供の日々の成長や表情の変化をその期間中に知ることができたので、子供に対する愛情も深まります。この期間に得た経験を夫婦で共有することで、育児への関わり方も変わってくると思いますし、本当に幸せになれると思います(笑)
当初不安に感じていた仕事のことも蓋をあけたら問題なかったので、上司やチームメンバーを信じて、是非みなさんも育休を経験してほしいと思います。

副次的な効果として、自分自身のキャリアプランを考える余裕も生まれました。

 

―――目の前の仕事から少し離れることで、そういう時間ももてたのですね。貴重な時間ですね。

 

山田:考えられないくらい貴重な時間でしたね。たとえば、今後どうなりたいか考えた時に、もっとグローバルに活躍できる人材になりたいなとか思ったりして。全然していなかった英語の勉強を空き時間にはじめました(笑)
この機会がなかったら考えられないことだったと思います。

 

―――最後に、仕事と家庭を両立する秘訣を教えてください。

 

山田:どんなに忙しくても仕事にかこつけず、妻もそれ以上に大変な思いをしていることを理解して感謝の気持ちを持つことと、仕事が休みの日にすすんで育児をすることでしょうか。
また、目の前のことに集中することを大事にしています。在宅勤務の合間に育児をするような働き方は自分には向いていないので、がっつり休んで育児をする、仕事のときは100%仕事に注ぐといったように、パフォーマンスを落とすことなく両立を保っていきたいと思います!

 

お話いただきありがとうございました。家庭も仕事も100%の状態でというパワフルな山田さん。今後の活躍も期待しています!

山田 航太

 

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