
誰かの「好き」が、周りの人や組織を少しずつ動かしていく。そんな小さな変化の連鎖を信じて、BIGLOBEは2025年、新スローガン「好きが、未来を変えていく。」を掲げました。このスローガンの制定を機に始まったのが、社員向けのインナー施策です。
今回は、その立ち上げメンバーとして企画設計から運営までを担ってきた、営業統括本部 オンラインセールス部 直販グループの渋谷壮吾(2021年入社)に話を聞きました。
ブランド再構築プロジェクトに手を挙げた背景から、社内に“好き”を広げていくための工夫まで。言葉を実践へと変える取り組みの裏側に迫ります。
- 「会社の幹」に関わる。若手に託されたブランド再構築プロジェクト
- 全社員93.7%が参加。民主的プロセスで生まれた新スローガン
- 浸透の鍵は「強制しないこと」。若手中心で立ち上げた座談会
- 「好き」を深掘り、仕事につなげる。BIGLOBEで実感する成長
「会社の幹」に関わる。若手に託されたブランド再構築プロジェクト

—— まず、今回のプロジェクトに関わることになったきっかけを教えてください。
所属部門の部長から声をかけていただいたのがきっかけです。以前の面談で「広告やブランディングに興味がある」と話したことを覚えていてくださって、「一緒にやってみませんか?」とお声がけいただきました。実は、こういった全社横断的なプロジェクトに参加するのは、私自身これがほぼ初めてだったんです。
—— 普段はどのような業務を担当されているんですか?
自社サービスのWebマーケティング全般を担当しています。具体的には、アフィリエイトパートナーさんとの折衝、申し込みページの改善、キャンペーン設計や競合分析など、BIGLOBE光やBIGLOBE WiMAXといったサービスのWeb上での新規顧客獲得に関わる業務です。今回のプロジェクトメンバーで販売に注力しているWebプロモーション全般を担当しているのは私とお誘いいただいた部長くらいだったので、普段の経験も活かして、少しでも力になれたらと思いました。
—— 声をかけられたときは、どんな気持ちでしたか?
楽しそうだと思いましたし、期待してくださっているんだなとも感じて嬉しかったです。若手のうちから会社全体を動かすような取り組みに関われる機会はそれほど多くありませんし、普段の業務では見えない視点や、他部署の方々の考え方に触れられるのも学びになりそうだなと。
—— 実際に関わってみて、普段の業務との違いは感じましたか?
外向きか内向きか、そして短期か長期かという点でも違うと感じました。というのも普段やっているのは、いわば「売るための広告」なんです。「他社より安い」「お得です」といった即時的な情報を扱い、いかに消費者に刺さるか、購買につなげるかという。一方、社内浸透のためのブランディングは長い目で見て、「BIGLOBEとしてどうありたいか」という会社の軸を言語化して共有する仕事でした。
そう考えると、普段は枝葉の部分を担当しているのに対して、幹となる部分に携わることができたのかなと。目の前の数字や施策に追われがちな日々の業務とは違って、会社が何を大切にしているのか、どこに向かおうとしているのかを考える機会になりました。
このプロジェクトを通じて、自分が日々やっている仕事も、この幹から生えている枝葉の一つなんだと気付かされたように思います。幹がしっかりしているから枝葉が伸びるし、枝葉が成果を出すから幹が太くなる。どちらも大切な仕事なんだと、もっと広い文脈で「自分の仕事」を捉え直せたのはすごくいい経験でしたね。
全社員93.7%が参加。民主的プロセスで生まれた新スローガン

—— ブランドスローガンが決まるまでのプロセスはどのようなものだったんですか?
社内の各部署から集まった約30名のコアメンバーで進めていったのですが、まずは他社の事例を学ぶところから始まりました。そこからミーティングを重ねて複数の候補案を出し、最終的には全社員向けに投票という形で「どれがいいか」を選んでもらいました。
結果的に93.7%という高い回答率となり、社内全体で関心が高かったことがうかがえました。トップダウンで決めるのではなく、社員一人ひとりが関わる形で進められたこと自体に意味があったと思います。スローガンが決まるまでの過程を共有できたことで、より自分ごととして捉えられる土壌ができたとのではないかと。
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—— 「好きが、未来を変えていく。」を最初に見たとき、渋谷さん自身はどう感じましたか?
率直に共感しました。企業のスローガンって、綺麗事を言っているだけで現実が伴っていないと感じることもあるんですが、この言葉には身近な印象があって。特に「好き」という主体的な側面が重要だと感じています。誰かに言われてやるのではなく、自分の「好き」が原動力になって未来を変えていくって、すごく当事者意識を感じる言葉だと思うんです。
解釈はもちろんいろいろあっていいと思うのですが、大切なのは、自分ごと化できるかということだと思います。私自身は、お客さまも社員も含めた一人ひとりの「好き」を大事にして、それを未来につなげていこうというメッセージだと捉えています。「好き」は年齢や立場に関係なく、誰もが持っている原動力。その力を起点に、より良い未来を描いていけたらいいなと願っています。
—— インターネットというインフラを扱う会社で、「好き」という言葉が加わることの意味は大きいのではないでしょうか?
まさにそうだと思います。私たちが扱っているのは、水や空気のように「あって当たり前」と思われがちなサービスなんです。お客さまにとって、インターネットは何かをするための「手段」であって、それ自体が「目的」になることは少ない。つまり、日常の中で私たちの存在意義や価値を実感してもらう機会ってそんなに多くはないんです。
でも、お客さまがインターネットを使う理由って、結局は何か「好き」なことをするためですよね。動画を見たり、ゲームをしたり、調べものをしたり。そう考えると、私たちは単に回線を提供しているだけじゃなくて、一人ひとりの「好き」を支えているんだという視点に立つこともできる。このスローガンは、私たちの存在意義を改めて言語化してくれたと言えるのではないでしょうか。
浸透の鍵は「強制しないこと」。若手中心で立ち上げた座談会

—— スローガンが決まった後、浸透活動として座談会を企画されたと聞きました。
はい。座談会は、プロジェクトメンバーの中から自主的に手を挙げた約10名が中心となって立ち上げた取り組みです。ですが初めから座談会をやろうと決めていたわけではなくて、正直、最初は完全に手探り状態でした。スローガンを社内に浸透させるという活動自体に前例がなかったので、「何をすれば効果的なのか」「どうやって広めていけばいいのか」と、みんなで試行錯誤を重ねながら進めていったんです。
検討の中では、スローガンを研修プログラムに組み込む案も出ました。ただ、研修という形式にすると、どうしても強制的な側面が出てしまいますし、解釈が画一化されてしまう懸念がある。そこで社長とお話しする機会があったんですが、「強制感を生み出すものは良くない。社員それぞれがいろんな考えを持ってやるのがいい」という言葉をいただいたんです。
その言葉が後押しとなって、任意参加の座談会という形に落ち着きました。社員同士がフランクに語り合いながら、自分なりの「好き」やスローガンへの解釈を共有する ―― それが浸透の第一歩になるんじゃないかと考えたんです。
—— 実際の座談会はどのように進めていったんですか?
10人から15人ぐらいの規模で、業務時間外に軽食を用意して社内のコミュニケーションスペースで開催しました。有志参加という形です。ただ、「スローガンができました、座談会やります、来てね」と言っても、情報が少ないと「どんな場なんだろう」って構えてしまうじゃないですか。実際、最初はみんな様子見というか、周りを見ながらという感じだったんです。
そこで、まず1回目を実施した後に社内ブログでその様子を公開して、どんな雰囲気なのかを見える化することから始めました。「真剣に話すのではなく、軽食を食べながらフランクにやる」ということも繰り返しアピールして。それで安心感を持ってもらえたのか、回数を重ねるにつれ、参加者が少しずつ増えていきました。

—— 座談会のテーマはどのように設定したんですか?
テーマは回ごとに変えていきました。1回目は「BIGLOBEの好きなところ」。まずは自分たちが働いている会社について、フランクに語り合うところから始めました。「福利厚生が好き」「働いている人の良さ」といった本音も出て、意外と盛り上がりましたね。
そこから2回目は「BIGLOBEの未来」、3回目は「みんなが好きなサービス」、4回目は「好きなコンテンツ」と、テーマを変化させていきました。会社そのものから始まり、その先にある未来、私たちが提供する価値、そして生活に彩りを与えてくれるコンテンツへ。多角的な視点から「好き」を語り合うことで、このキーワードがいろんな場面につながっていることを実感してもらえたらと思って設計したんです。
—— 企画運営側として、大変だったことはありますか?
参加メンバーは、役職者などのベテラン社員も多く、スケジュール調整が一番大変でした。週2回、集まる時間を設けたんですが、皆さん本業がある中で、このために時間を作ってくださったことが嬉しかったですね。ベテランの方々が率先して協力してくださったことで、全体の雰囲気も前向きになり、立場に関係なく意見を出し合える関係性が自然と生まれていったように感じます。
「好き」を深掘り、仕事につなげる。BIGLOBEで実感する成長

—— 座談会を通じて、社員の方々の「好き」について多く聞かれたと思います。渋谷さん自身は、「好き」を仕事にすることについて、どう考えていますか?
「好き」だけで終わらせるのではなく、「何が好きで、なぜ好きなのか」を深掘りすることが大事だと思っています。例えば、「計画を立てるのが好き」という人は、「計画性」が強みになって、事業成長の戦略立案に活かせる。「新しいことを調べるのが好き」という人なら、サービス改善のための課題発見に活かせますよね。
私は「好き」という気持ちと仕事をつなげていくことが大切だと思うんです。どんなに好きなことでも、続けていく中では思うようにいかないこともあります。でも、それでもやっぱり向き合いたいと思えるなら、それはきっと本物の「好き」なんじゃないかなと。そういう思いを持つ人が集まると、組織も自然と前向きに育っていく気がします。
—— 渋谷さん自身は、BIGLOBEのどんなところが好きなんですか?
働きやすいところが好きですね。特に、周りと協力しながら仕事を進められる環境が整っている点が魅力だと感じています。新卒の頃は先輩に教わりながら学ぶことが多かったのですが、今は自分も後輩を支える立場になり、チームで助け合いながら成果を出せるのが楽しいです。
あと、「これやってみたいです」と手を挙げると、「いいね、やってみなよ」と背中を押してくれる雰囲気があるのも好きなところです。このプロジェクトもそうでしたし、今年からは入社2年目から担当しているBIGLOBE WiMAXのモバイル領域に加えて、固定回線サービスであるBIGLOBE光にも携わる機会もいただきました。挑戦させてもらえる環境があるからこそ、自分の成長も実感できるとてもやりがいのある環境ですね。
—— 最後に今回のプロジェクトを振り返って、どんなことを感じていますか?
座談会で社員の方々の話を聞く中で、皆さんそれぞれに「これがやりたい」「これが好き」という想いを持っていることを知ることができたのが印象的でした。その多様な「好き」の積み重ねが、会社全体を少しずつ動かしていく原動力になっているんだと思います。
私もWebマーケティングという仕事が好きで、入社から現在まで、データ分析やキャンペーン設計に取り組んできました。その「好き」を軸に積み重ねてきた経験を、今はBIGLOBE光で活かせています。より大きな規模で自分の得意なことを発揮できるし、新しい発見も増えて、引き出しも広がっていく。自分の「好き」の解像度を上げることで、もっといろいろなことにチャレンジしていけるんじゃないかと思っています。
このプロジェクトも、「ブランディングに興味がある」という想いを上司が汲んでくれて、入社5年目でも会社の根幹に関わる取り組みに参加させてもらえました。これから入社される方も、ぜひ自分の「好き」や興味を仕事に活かしてもらえたらと思います。いつかこのスローガンについて、一緒に語り合えたら嬉しいですね。
—— 本日はありがとうございました!

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