
BIGLOBEでは、新人研修で学んだデザインシンキングを、実際の社内課題に向き合いながら実践する「ソリューション提案研修」を実施しています。
2025年度の研修で掲げられたテーマは、「社内の横のつながりをどう創出するか」。そこから生まれたアイデアの一つが、業務の手を止めることなく気軽に楽しめる社内ラジオ『びっぷるの部屋(※)』でした。 (※びっぷる:BIGLOBE公式キャラクター)
研修での提案にとどまらず、配属後の業務と並行しながら企画・収録・編集・社内調整を重ね、実際の配信までたどり着いたこのプロジェクト。それぞれが自分にできる役割を探し、試行錯誤しながら進めてきた過程には、新卒ならではの悩みや気づき、そして主体的に動くことで得た確かな手応えが詰まっていました。
今回は社内ラジオ誕生の舞台裏と、この経験が日々の仕事にどのようにつながっているのかを、プロジェクトメンバー5人に聞きました。
※1名はインタビューのみ、仮名(画像なし)で参加しています。
社内ラジオ『びっぷるの部屋』プロジェクトチーム「チョコP」のメンバー
冒頭画像左から
村上(むらかみ):リアライズ事業本部 法人第2営業部
増田(ますだ):プロダクト技術本部 共通技術部
李 (い):プロダクト技術本部 AI・分析推進部
橋本(はしもと):営業統括本部 CS推進部
ねむねこ(仮名):営業統括本部 営業推進部
- それぞれの得意を活かす。社内ラジオの制作体制と反響
- メタバースから社内ラジオへ。研修で生まれたアイデアの実行
- 初対面の緊張、長丁場の編集作業。配信までの試行錯誤
- 「やりたい」が形になる環境。プロジェクトで得た実務スキル
それぞれの得意を活かす。社内ラジオの制作体制と反響

——まず、社内ラジオ『びっぷるの部屋』とはどのようなものか教えてください。
橋本:社内のさまざまな部門からゲストを招いて、その方の仕事や人柄を紹介する音声番組です。お昼の時間帯に社内のコミュニケーションスペースで放送しながら、社内チャットやブログでも音声ファイルを配信しています。収録は20分ほどで、ランチや仕事の合間に「ながら」で聴けるようにしているんです。
村上:第1回は社内のウォーキングイベントで優勝された方、第2回は社内サークル活動のサークル長をゲストにお招きしました。現在、第3回の準備を進めているところです。
——皆さんはそれぞれこのラジオでどんな役割を担っているのでしょうか?
橋本:私はパーソナリティを担当しています。ゲストの方にお話を伺ったり、番組全体を進行する役割です。もともと人と話すことが好きなので、チームの中の役割としても「自分にできることはここかな」と考えながら、自然とこの立ち位置に落ち着いていった感じです。

村上:私は企画や台本まわりを主に担当しています。話したいことを一度整理して、どうすればみんなが話しやすくなるかなと考えるのが面白くて、自然とその部分を任せてもらうようになりました。
李:僕は音源編集を担当しています。入社前は音楽制作をしていたので、編集ソフトの扱いには少し慣れていて、「ここなら自分の経験が生かせそうだな」と。収録した音声を整えて、最後まで気持ちよく聴いてもらえる形に仕上げるのは手間もかかりますが、番組の土台を支える大事な役割だと思ってます。
増田:自分は資料づくりやデザイン、全体の見せ方を考えるところを担当しています。企画の意図やラジオの価値が、ちゃんと伝わる形に整える役割ですね。
ねむねこ:私は、企画全体を俯瞰して進捗を見守る役割と、イラストやデザイン面でのアイデア出しを担当しています。みんなから出てくる多様なアイデアを整理しながら、「こういう見せ方をすると、もっと良くなりそう」と補足したり、実際に手を動かして形にしたり。一歩引いた視点から、プロジェクトに厚みを持たせるような関わり方を意識しています。
——社内ラジオは現在までに2回配信をされています。反響はいかがですか?
ねむねこ:予想以上にたくさんの方が耳を傾けてくださっていて、なかには「いつかラジオに出てみたい」と声をかけてくださる方もいたりと、嬉しい反響をいただいています。
橋本:私たちのような、実務経験の浅い新卒の取り組みでも、関心を持ってくださる方がちゃんといるんだなと、大きな励みになっています。
村上:私もそれは感じました。それに、お便り募集で採用された方に「びっぷるの部屋オリジナルステッカー」を渡しに行くと、これまでの業務でほとんど接点のなかった方とも自然に会話が生まれるんです。そこで「こういう仕事をしているんですね」と会話が広がったり、後日廊下で会ったときに笑顔で挨拶してもらえるようになったり。コミュニケーションツールとしての価値もすごく大きいなって感じています。

メタバースから社内ラジオへ。研修で生まれたアイデアの実行

——もともとこの企画は新人研修の中で生まれたものだと聞いています。どういう経緯で生まれたアイデアだったのか教えてください。
橋本:研修の中で、班ごとにアイデアを出して共有する時間があったんです。テーマは「社内の横のつながりを、どうすればもっと感じられるようになるか」。いろんな案を出し合う中で、「声や会話を通じて人となりが伝わる形がいいよね」という話になって、そこから社内ラジオというアイデアにまとまっていきました。
李:研修の段階では、会社全体の雰囲気や他部署でどんな人が働いているのかがまだよく分かっていなかったので、「横のつながりを感じる」というテーマには納得感がありました。無理に集まらなくても、声や会話を通して人となりを知れるラジオという形は、新卒の自分たちにも取り組みやすいアイデアだと感じましたね。
増田:ただ、社内ラジオというアイデアが出てすぐに「それでいこう!」と決まったわけではなくて、バーチャル社内オフィスのような案も検討していたんです。仮想空間で社員同士が気軽に声をかけ合えたら面白いんじゃないか、と。最初は「いろいろ試してみよう」という感じでしたね。
ねむねこ:実際にメタバース上に部屋を作って、先輩社員に参加してもらってテストまでしたんですよね。ただ、業務で忙しい中でわざわざログインして会話を続けるのは、運用面で少しハードルが高いかも……という懸念も出てきて。その結果、もっとも心理的・時間的な負担が少なく、自然に受け入れられそうな「ラジオ」という形に落ち着きました。
——5月の研修成果発表でそのアイデアをプレゼンしたそうですね。実際の配信までの流れはどのようなものだったんですか?
橋本:研修成果発表のあと、6月に各自部署に配属されて現場の業務が始まると、正直「本当に社内ラジオを実現できるのかな」と不安に思う場面もありました。ですが、先輩から「ぜひ実際に形にしてみて」と背中を押していただいたこともあり、第1回配信を10月に行うことを目標に具体的なスケジュールを組み始めたんです。
村上: 研修発表の時点では役割分担も決まっていませんでしたが、「やる」と決めてからは少しずつタスクを切り出して、整理を進めていきましたよね。本業と並行しての作業は確かに大変でしたが、企画が少しずつ具体化していく過程には、それ以上のワクワク感がありました。
李:プロジェクトが進むにつれて、それぞれの得意なことや関心事が見えてきて、だんだんチームワークが深まっていったと感じています。僕は経験があったので「編集担当」にすぐ決まりましたが、デザインなら増田さんやねむねこさん、台本なら村上さんというように、それぞれの強みに応じて自然と役割が決まっていったのは、このチームらしい「個性の活かし方」だったなと思います。
増田:何より、研修で考えたアイデアを発表だけで終わらせず、実際に形にできたのは本当によかったですよね。業務と並行して進めるのは簡単ではありませんでしたが、企画を現実に落とし込む難しさと、それを形にする面白さの両方を実感できて、非常にいい経験になりました。主体的に動けば任せてもらえる環境があることは、BIGLOBEの大きな魅力だと感じています。
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初対面の緊張、長丁場の編集作業。配信までの試行錯誤

——実際に配信してみて、工夫したことや苦労したことを教えてください。まずパーソナリティとしてはいかがでしたか?
橋本:初回の収録は本当に緊張しました。第1回は、ゲストの方と収録当日がほぼ初対面という状況だったので、お互いに様子を探りながら話している感じで。今振り返ると、やり取りが少し硬かったなと思います。その反省を活かして、第2回以降は収録前に短時間でも「顔合わせ」の場をつくるようにしました。事前に少し言葉を交わしておくだけで、本番の空気感が全然違うんです。
また、リスナーの方にも参加してもらえるよう、ゲストへの質問を「ラジオネーム」で募集する工夫も取り入れました。「次のお便りはペンネーム『ぴろりん』さんからです」といった形で紹介すると、場が和みますし、実名より気軽に応募できるので、やってよかった取り組みの一つですね。
——台本づくりについてはいかがですか?
村上:正直、試行錯誤してますね。最初は時間がなかったこともあって、AIが作った叩き台をベースに進めたんですけど、必ずしもきっちりまとまった台本がいいわけでもないなと感じて。それよりも、話し手がその場で考えたり、言葉を選んだりできる余白をどこに残すかが大事なのかなと。なので最近は、話の流れだけを整理して、細かい言い回しはあえて書かずに渡すようにしています。
——編集作業はいかがでしょう?
李:効率化が一番の課題ですね。初回はノイズ除去やフィラー(「えー」「あの」などの言い淀み)のカット、効果音の入れ方などを手探りで進めていたため、実は4時間以上もかかってしまって。今は作業フローを整理したことで、当時の半分ほどの時間で終えられるようになりました。この効率化のプロセス自体、音楽制作の時とはまた違った学びがありましたね。
——制作以外で大変だったことはありますか?
村上:一番は社内調整ですね。ゲストへの出演依頼をはじめ、収録場所の確保や機材の使用について総務の方に相談する場面も多くて。「誰に、どうお願いすればいいのか」も分からない状態からのスタートだったので、毎回少し緊張していました。
増田:ラジオ以外にも考えることはたくさんありましたね。例えば、ステッカー制作もその一つです。デザイン案はメンバー全員でアイデアを出し合い、一番しっくりくるものを選びました。一方で、キャラクター使用のルール確認といった手続きも必要で、そこは橋本さんが調整してくれました。企画を「形」にするためには、こうした地道な調整が欠かせないのだと身をもって感じました。
橋本:私はスケジュール管理に一番苦労しました。配属後はそれぞれ別の部署で本業があるため、全員が同じタイミングで集まることが難しくなって。それでもプロジェクトの手を止めるわけにはいかないので、チャットや共有ドキュメントを活用して、「その時、動ける人がやる」というスタイルを取っていきました。メンバー一人ひとりがお互いの状況を気遣い、フォローし合えたことが、この活動を続けられた要因も一つだったと思います。
「やりたい」が形になる環境。プロジェクトで得た実務スキル

——一つひとつの積み上げにたくさんの学びがあったプロジェクトなんですね。この経験が実際の業務に与えた影響があれば聞かせていただけますか?
村上:私は法人営業を担当しており、社外の方と直接コンタクトを取る機会が非常に多いんです。ラジオを通して、ゲストの方へ出演を依頼したり、総務の方と細かい調整を重ねたりした経験は、今の「言葉選び」や「依頼の進め方」にそのまま活きているなと感じています。
あとは、本業の合間を縫ってプロジェクトを進めるために、常にスケジュールを逆算してタスクを管理する習慣がつきました。「いつまでに、何をすべきか」を整理して動くという、社会人としての基礎スキルを早い段階で身につけられたのは、この活動があったからこそだと思っています。
李:僕は音楽制作の経験が長かったのですが、入社当初は「自分のバックグラウンドが、実際の仕事でどこまで活きるのか」が正直見えていなかったんです。でも、このプロジェクトで音声編集を担当したことで、感覚的にやってきたことを「相手に伝わる形」に整理して提示する重要性を実感しました。
その経験を経て、普段の業務でも「なぜこの作業が必要なのか」「どうすれば相手にとって分かりやすいか」を常に意識するようになったと思います。自分の強みを、仕事の文脈に合わせて言語化する力が少しずつ身についてきた感覚がありますね。
増田:僕はステッカー配布やアンケート回収を通じて、普段はあまり接点のない部署の方々に直接声をかける役回りが多かったんです。最初は正直緊張しましたが、目的をきちんと伝えれば誠実に受け止めてもらえるという感覚を掴めたのは大きな収穫でした。
その経験があって、今の業務でも「まずは自分から関係をつくりに行く」ことへの心理的なハードルがぐっと下がりましたね。社内で円滑に仕事を進めるための立ち回り方が、少しずつ変わってきたなと感じています。
——新卒のチャレンジに対する会社の雰囲気はどうでしたか?
ねむねこ:自分から「やりたいです」「責任を持って取り組みます」と意思表示をすれば、積極的に挑戦させてもらえる環境だと思います。自由にやらせてもらえる分、自分たちで主体的に考え抜く必要はありますが、決して放り出されるわけではありません。周りが温かく見守ってくださっている安心感があり、とてもありがたいなと感じています。
橋本:ねむねこさんの話とも重なりますが、全体として「ボトムアップ」な雰囲気がある会社だなと感じています。上から細かく指示されるのを待つのではなく、「これをやってみたい」と声を上げれば、真剣に耳を傾けてもらえる。
もちろん、自分から動かないと何も始まらない厳しさはありますが、今回のプロジェクトでは、新卒5人で考えたことを自分たちで責任を持って進める経験ができました。
「自分たちで企画し、形にできる」という確かな実感が持てたことは大きな自信になりましたし、現在の業務においても、主体的に関わろうとする姿勢に繋がっています。

——では最後に、これからBIGLOBEに入社される方々へのメッセージがあればお願いします。
李:就職活動をしていると、「やりたいことをはっきりさせなきゃ」と思う場面も多いですよね 。僕自身もそうでしたが、入社してみて感じたのは、これまでやってきたことや興味が、思いがけない形で仕事につながるということ。あまり気負わずに、今しかない時間を楽しんでください。
増田:好きなことや、やってみたい気持ちって、忙しい毎日の中で後回しになりがちだと思うんです。でも、それを完全に手放さずに持っていると、いつか仕事とつながる瞬間があるんですよね。就活中は不安も多いと思いますが、自分が大切にしてきたものを信じて進んでほしいです。
ねむねこ:就活中に「自由な社風」という言葉に惹かれる方も多いかもしれません。BIGLOBEも確かに自由な雰囲気がある会社ですが、その自由はお互いの考えや立場を尊重し合うことで成り立っています。今すぐにはピンとこなくても、いつか入社して働いていく中で、「こういうことか」と思い出してもらえるよう、心のどこかに留めておいてもらえたら嬉しいですね。
村上:この会社は、新卒でも手を挙げれば挑戦の機会をもらえますし、「走りながら学び、経験を積み上げていける」環境です。
会社の規模が大きすぎない分、自分のアクションが周囲にどう影響しているかが見えやすく、やってみて初めて気づくこともたくさんあります。最初から正解を持っていなくても、まずは一歩踏み出してみる。そうすることで、少しずつ仕事の手応えを掴んでいけるはずです。
橋本:私自身、就活のときに明確な「やりたいこと」があったわけではありませんでした。それでも最終的にBIGLOBEを選んだのは、純粋に「人」や「雰囲気」に惹かれたからです。
入社してみると、エンジニアや営業、CS、企画、マーケティングなど多種多様な仕事や関わり方があり、働きながら自分のやりたいことを見つけていける環境だと感じました。
今、もし明確な目標が見つからずに迷っているとしても、働きながら自分なりの答えを探していける場所です。ぜひ、安心してチャレンジしてみてください。
—— 本日はありがとうございました!
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