vExpertのブログ(UserCon 2021)

BIGLOBE鈴木(研)です。

今回は、久々のリアルイベントに参加したので、レポートしたいと思います。

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■はじめに

コロナ禍でVMwareユーザ会(VMUG)のイベントもほとんどがリモートとなり、会員の方とお会いする機会がなくなりましたが、約2年ぶりくらいにイベントが開催されることになりました。

※UserConというのは、VMUGの1年に1回の総会のようなものです。

参加にあたり、ワクチン2回接種後、1週間経過していることが条件とされました(これを満たさない方はリモートでの参加は可)。

私は、UseConのちょうど1週間前に2回目のワクチン接種をしていて、ギリギリ条件を満たせたので、リアルイベントの方に参加しました。

受付でワクチン接種証明を見せて会場に入ることが出来ました。

下記、イベント情報です。

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日時:10/27(水曜日) 13:00-17:00

会場:日比谷国際ビル コンファレンス スクエア

開催形式:会場定員40名+オンラインのハイブリッド形式で行います。

※会場への参加に関しては別途案内いたします。

※会場参加の方は、ワクチンを2回接種後に1週間経過している人が対象となります。(ワクチン接種証明、ワクチン接種証明をスマホで写した物を持参ください。)

アジェンダ:

13:00-13:10 会場参加者への案内+皆さまのオンライン接続確認
13:10-13:30 JAPAN VMUG User/Con開催の挨拶
13:30-14:30 VMware様登壇
14:30-14:40 休憩
14:40-15:10 イベントサポータ様プレゼンテーションPart1(1社5分)
15:10-15:30 ユーザLT1
15:30-15:50 ユーザLT2
15:50-16:10 ユーザLT3
16:10-16:15 休憩
16:15-16:40 イベントサポータ様プレゼンテーションPart2(1社5分)
16:40-16:55 VMUG2021年ユーザ&サポーターアワード発表
16:55-17:00 閉会の挨拶

18:00-20:00 vBeer

※vBeerとは、VMUGの飲み会のことです

■ユーザLTで発表

ユーザLTの3人目として、私が発表する時間をいただきました。

大勢の人前で話すのが随分と久しぶりで、とても緊張しました。

リモートの方もいるので、Zoomで画面共有をしつつ、会場のモニタにもスタッフのPCのZoom画面を出して発表をする感じになりました。

発表内容は、「仮想基盤の変動費型への移行」というタイトルです。

弊社の仮想基盤の一部を所有→利用モデルにしており、その導入に置いて苦労したことなどを発表しました。

以下で概要を述べたいと思います。

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登壇する私

1.なぜ変動費型か?

一言で言えば、所有から利用へのシフト です。

  • 会計的な視点でのオフバランス化 ※会社の会計の考え方による
  • 上位のアプリに人・物・金の経営資産を集中したい
  • 仮想基盤の維持コスト低減(人、設備、ソフトウェア)

2.変動費型への道のり

2.1.変動費型の検討ポイント

下記があると思います。

  • 利用した分だけを支払う
  • 不良在庫と言う名のリスクは持たない
  • 仮想基盤の運用は、フルマネージドが理想
    • (とはいえ)価格は外せない
  • パートナ選定のポイント
    • 変動費型のビジネスモデル/ファイナンスプランに対応可能か?

仮想基盤「利用」のパターンとして、外部リソース型と持ち込み型があると思います。

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利用のパターン

2.2.選定結果

弊社は、インフラ持込型の某SIerに決定しました。理由は下記のとおりです。

  • 価格がリーズナブルだった
  • RFIに対して柔軟な提案をしてくれて寄り添ってくれた
  • NetAppHCI(リソース増強の柔軟性)
  • 現行基盤と同じDCにハウジングエリアを持っているベンダで、VM移行がDC内で可能 ←インフラ持ち込み型の理由
  • ハウジング+仮想基盤をまとめてワンストップ対応可能

ただ、運用はフルマネージドとはいきませんでした。

  • フルマネージドだと、どのベンダもかなりのバッファを積んでコストが高くなってしまった
  • vSphere/NSXレイヤの管理は、まずは弊社で行って、やることを明確にしつつ、追々ベンダに任せていく

⇒まずは、フルマネージドにこだわりすぎずに 始める ことを優先

※外部リソース型(VMC on AWS)は運用フルマネージドで良いけど、弊社にとってはオーバースペックでした

3.ハマったこと

3.1.NetAppHCIのEOL

年明け早々に新規にコンピュートノードが買えないという状況になってしまいましたorz

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NetApp HCI end-of-life timelines
https://blocksandfiles.com/2021/03/02/astra-takeover-netapp-hci-eol/

増設コンピュートノードはNetApp以外から調達することにしました。

  • もはやHCIではない
  • コンピュートノードの月額は別HWに変更でも据え置きにしてもらった
  • NetApp製サーバ以外との組み合わせテストを、SIerにしっかりしてもらうことにした(HCIと同等の品質の担保)

⇒最小構成で構築中のタイミングで、HWベンダのはしご外しに遭うとは、運が悪すぎた…

3.2.NSX-TでPVLANが使えない

現状、PVLANで複数サービス(お客様)のプライベートLANのマルチテナンシーを実装、さらにNSX-Vの分散Firewall機能で、お客様のFirewall機能を提供しています。

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PVLANでのマルチテナンシー確保

当初は新基盤はNSX-Tで行こうと思ったが、現行基盤のVMを新基盤に移行する際に、VM通信断なしでの新基盤への移行は困難と判明し、新基盤もNSX-Vの構成とし、VM移行完了後にPVLANを使っていない状態にしたうえで、NSX-V→NSX-Tに移行する方式としました。

⇒まさか、NSX-Vで使えていた機能が、NSX-Tで使えなくなっているとは思っていなかった…

⇒某SIerさんが構築前に気づいてくれて助かった

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NSX-V → NSX-Tの移行方式概要

※NSX-Vの保守期限が2023/1/16のため、VM移行をNSX-V保守期限までにやる必要があり、タイトなスケジュールとなりそうですorz

4.まとめ

仮想基盤の変動費化は、

  • 会社の会計の考え方次第(自社所有も選択肢の1つ)
  • まだこなれてはいないので、現時点ではそれなりにチャレンジング(SIerの経験もまだ浅い)
  • 上層部を巻き込んだ戦略的なアライアンスモデル、相互の強みを活かして補完し合えるパートナーシップが重要
  • 収容しているお客様のVMへの影響を最小限にするのは大前提となる(お客様は変動費型かどうかに興味無し)

と言うところでしょうか。

■vBeer

イベントが終わって、15人くらい(だったか)と別の会場に移動して飲み会に参加しました。

リモート飲み会とは違い、場の空気を楽しめました。VMUGの仲間とは、今まで会えなかった分も含め、いろいろと話をしました。

結局、この日は数人で2次会まで行き、親睦を深めることが出来ました。

飲み屋もちゃんとコロナ対策されていて、飲んでいても安心はできました。

■おわりに

やはり、対面でのイベントは良いですね。リモートイベントとは臨場感が違います。

また、ちゃんと時間を確保して外出するので、リモートイベントの時のように裏で内職したり(強いられたり)しないので、イベントに集中できます。

VMUGの仲間とも会うことができ、元気にしているのが分かり嬉しかったです。その際、ワクチン接種証明は条件になっていくのかなぁと思いました。

今後は、新型コロナが収まって、こういった機会が増えていくことを期待したいと思います。

※ 本記事で記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

■お知らせ

VMwareユーザ会(VMUG)に興味のある方は、

https://www.vmug.com/membership/membership-benefits

から入会していただけると幸いです。 部会でお会いできるのを楽しみにしております。

以上です。