BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

BIGLOBEは技術書典14オンラインマーケットに参加します!

新刊「BIGLOBEテックアンソロジー」を技術書典14オンラインマーケットで販売します。様々な技術ネタを詰め込みました。記事では技術同人誌作りの楽しさもご紹介します。

こんにちは、マーケティングプラットフォーム部のこばやし(eri-twin)です。

みなさんは「技術書典」というイベントをご存知でしょうか。 技術書典は「新しい技術に出会えるお祭り」であり、誰かに説明する際には「技術書のコミケ」と喩えることが多いです。 これは個人や組織のエンジニア一人ひとりが持つ技術を、各々で執筆・印刷することで技術書の形にし、他のエンジニアに頒布するイベントです。

techbookfest.org

BIGLOBEは2023/5/20から開催される「技術書典14」オンラインマーケットに参加します!

そんな技術書の祭典に、BIGLOBEもサークル参加します。 これまでに作成した既刊3冊に加え、今回の参加に合わせて制作した新刊を頒布します!

BIGLOBEテックアンソロジー

今回の新刊「BIGLOBEテックアンソロジー」は、営業から開発まで、所属を問わず集まった6名の執筆者による、技術ネタを集めたアンソロジーです。 GitHub Projectsを用いた作業時間の自動記録ツールの作成、オブジェクト指向プログラミングでは頻出のインターフェースの使い方に関する考察、スクラム開発をチームで実践した工夫と数々の失敗談など、各々が業務や自らの学習を通して得た知見についてまとめた合同誌となっています。 この一冊で、興味があるトピックだけでなく、新しい分野にも出会えるかもしれません。 オンラインマーケットでは電子版の販売に加えて、電子+書籍のセット販売も行っています。かわいらしいキャラクターとスタイリッシュな装丁のデザインにも力の入った一冊、ぜひお手にとってご覧ください!

目次

  • GAS+React+TypeScriptで作る簡単Webアプリ
  • GitHub Projects上のカード移動を検知して、Googleカレンダー上で作業時間の記録をつけてみた
  • 同僚の質問から紐解く「インターフェース」の使い所
  • 15年目のエンジニアはGoogleフォームとピボットテーブルが最高だと思った
  • 運用チームにおけるスクラムの工夫
  • スクラムで運用やってみた

BIGLOBEの技術書典への取り組み

BIGLOBEとして、初めて技術書典に参加したのは、2019年開催の技術書典6でした。 技術書典にプライベートで参加していた社員が「参加したい」と言ったことがきっかけでした。 初参加の前年にあたる2018年に、技術同人誌制作のために社内サークル「BIGLOBE INSIGHT GUILD」を立ち上げました。 社内に呼びかけて集まった有志メンバーにより、本文執筆、表紙、ページレイアウト、キャラクターデザインなど、同人誌を作り上げるために必要なものは、すべてこのサークルメンバーが作成しています。

しかし、技術書典に参加して辺りのサークルを見渡せば、私たちのような会社名義での参加はそれほど多いわけではありません。むしろ、個人で技術同人誌を執筆しイベントに参加する人の方が大変多いことがわかります。 個人での同人誌制作は負荷が大きく労力がかかるという一面もありますが、とても自由で、時に面倒で手間だと感じるような社内申請や手続きも必要ありません。 その中で、私たちが社内サークルという立場で参加する理由はどこにあるのだろうかと考えたとき、やはりBIGLOBE社内における、技術書典に参加する意義への理解と手厚いサポートの存在が挙げられます。

会社名義で技術書典に参加するにあたり、社内での技術的な取り組みを外部に発信する機会として理解してもらったことで、会社から与えられた予算と業務時間を利用して同人誌の製作・イベント参加に挑戦することが可能になりました。

同人誌の製作というものは、どこかシステム開発にも似ているのではないでしょうか。 ひとたびイベントに参加することを決めたなら、入稿締切という納期に向け、原稿執筆の進捗に追われる日々を送ることになります。それはシステム開発と同様に、非常に厳しく過酷なものになることも往々にしてあります。 そして、BIGLOBEでの同人誌製作は業務として取り扱われる一方、当然ですが同人誌を作らなかったとしても会社は問題なく回ります。それでも私たちは同人誌を作っています。それはなぜでしょうか。 私は、そこに本の形になった瞬間の達成感、イベントで本を手にとってもらえる喜び、そして時には読者から寄せられる本への感想やねぎらいなど、普段の業務では決して得られない体験があるからだと考えています。 こんなに楽しいことを業務時間でやれるんだから、やるしかない。 その思いが続いて、広がって、私たちは今回もまた本を作るのです。

既刊のご紹介

技術書典へは継続して参加しており、これまで3冊を制作、頒布しました。 こちらの書籍も、技術書典オンラインマーケットで引き続き頒布しています。 まだ読んだことがないもの、興味を惹かれるものがありましたら、ぜひチェックしてみてください!

すくらむ+デーデーデー

異世界転生(転職)したらそこは……ビッグローブだった!?

BIGLOBEに中途入社した7名の社員が、それぞれの前職で得た経験をもとに、BIGLOBEの開発現場で実践したことを紹介する合同誌です。 タイトルのスクラム・DDD(ドメイン駆動設計)をメインテーマとして、Spring・AWS・ふりかえりや障害対応プロセスまで。様々なバックグラウンドを持つ社員たちが、個性豊かな切り口からスクラム+DDDを紹介していくオムニバス形式の一冊です。

目次

  • Re:DDDくらいできるようになりたいよねって話
  • ふりかえりのマイ・ベストプラクティス
  • BIGLOBEのらーじすけーるすくらむ
  • 障害対応
  • AWS Lamdaで実践する 12 factor app
  • エンジニアとして成長したいならコーディングすると良い
  • DDDで扱うWebフレームワークの勘所

すくらむ+デーデーデー 詳細はこちら

AWSひよっこダイアリー

ネットワーク未経験の新卒エンジニアがネットワークの部署に配属され、 新時代のクラウドネイティブなエンジニアを目指してAWSを勉強する成長日記です。 この本を執筆後、著者はAWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験に無事合格しました! AWSを勉強するときの勉強方法やコツ、詰まりやすいポイント、考え方などを、 新入社員の目線から、初心者にもわかりやすく解説していきます。

AWSひよっこダイアリー 詳細はこちら

もくもくモデリングの森を旅するチビドラゴンの軌跡

モデリング技術向上に悩む新米エンジニアたちが一念発起。 「もくもくモデリング勉強会」という自分たちだけの勉強会を始めました。 みんなで学び議論しあうこの勉強会は、モデリングの楽しみを教えてくれました。 これからモデリングを始めるすべての人へ、私たちの2年間の軌跡を捧げます。

勉強会の進め方、モデリングの観点と考え方、ドキュメントの作り方と解説、よくある失敗モデルの事例などをまとめました。『モデリング初心者が読めるモデリング本』というコンセプトで書いた、最初の一歩を踏み出すための力になりたい一冊です。

もくもくモデリングの森を旅するちびドラゴンの軌跡 詳細はこちら

技術書典14 開催概要

技術書典は、Web上で開催されるオンラインマーケット(5/20 - 6/4)とオフラインイベント(5/21)の二本立てです。BIGLOBEはオンラインマーケットにのみ参加しますが、オフラインイベントへの参加もおすすめです!池袋サンシャインシティで開催され、たくさんの技術同人誌たちと出会えます。 会場に入場するには、事前に無料の入場券を申し込む必要があります。数に限りがあるのでご注意ください。イベントの詳細は公式ページからご確認ください。

それでは、皆さんにたくさんの素晴らしい本との出会いがありますように!

技術書典オンラインマーケット:techbookfest.org

BIGLOBEの社内サークル「BIGLOBE INSIGHT GUILD」のページ:techbookfest.org

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