BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

上位入賞目指してAWS GameDay for KDDI Groupに挑んできました!

プロダクト技術本部の梅津です。

2024年3月18日に開催されたKDDIグループのみ参加できる「AWS GameDay for KDDI Group」にBIGLOBEから2チーム参加してきました!
その活動内容について報告します。

AWS GameDayとはなにか?

そもそも”AWS GameDay”とは何かというお話をします。
公式のAmazon Web Servicesから概要を引用します。

AWS GameDay https://aws.amazon.com/jp/gameday/

GameDay は、ゲーム化されたリスクのない環境で現実世界の問題を解決するためのAWSソリューションを実装するスキルをテストする、チーム学習演習です。

課題に対してチームもしくは個人で挑んでポイントを稼ぎながら他の参加者と競い合うゲーム性のある研修プログラムです。

AWS SummitやAWS re:Inventでもプログラムによっては1時間も経たずに枠が埋まってしまう大人気プログラムです。

GameDay参加まで

2024年1月中旬ごろにAWSの営業担当の方から「今度KDDIグループ限定でGameDayを開催するので、是非ともご参加ください!!」と共有頂きました。

さっそく社内のブログやチャットで案内頂いた内容を共有してメンバーの募集を開始しました。
すぐに参加したいと手を挙げてくれたメンバーが揃い、BIGLOBEとしては8名2チームで参加することになりました。

チームメンバーはAWSを良く触っているメンバーから若手、はたまた部長まで参加する混合チームとなりました。
チームメンバーはAWSの知識、経験が均等になるようなチーム分けにしました。

今回はGameDayの開催日までAWSさんが全4回のハンズオン研修を実施してくださいました。
このハンズオンを受講することで今回のGameDayの内容は理解できるものとなっており手厚いサポートが準備されていました。

私も自身があまり触ったことないサービスなどに触れるハンズオンに参加して当日の準備を進めていきました。

開催当日

会場はAWSさんの本社のある目黒にて開催されました。

KDDI グループ各社様から153名/42チームの方が参加し、実際の会場の写真を見ていただけるとわかるように大きい会議室が満員になるくらいの人数となりました。

ほとんどが同じ会社、部署でチームを組んでおり、一部ソロ参加の方々のチームもあり、これだけの人数が揃っているのは圧巻でした。

GameDayは色々なプログラムが用意されており、今回の開催にあたって実施された概要は以下となります。

今回のGameDayの概要

ユニコーンレンタルの事業拡大に伴い、ユニコーンレンタルサイトやキャンペーンサイト、開発者のワークスペース環境の運用に課題が出てきました。参加者の皆様はユニコーンレンタルの開発/運用チームの一員として、AWS クラウドオペレーションサービスを駆使して課題の解決に取り組みます。

正直概要を見ても「どういうことだろう?」というように思うと思います。
GameDayはそのプログラムがわかってしまうような内容は明言してはいけません。という規則があるため、ふわっとした概要しかお伝えできません。。。
プログラム内容がわかっていたらかなり有利になってしまうのでこれは仕方ないですね。

そのため、この後記載する内容についても、かなりふわっとしたものになってしまうのはご容赦ください。

ついにGameDayの開幕です!

AWSさんから概要と注意事項の内容の共有が終わると、開始時刻に合わせて遂にGameDayが始まりました!

開始のゴングが鳴ったあとはチームメンバーでの役割分担を実施して、課題として共有されたファイルに書かれていた環境の構築を始めました。

環境構築は各メンバーがしっかりと進めてくれて、構築が完了後はどんどんとポイントが貯まっていきました。

今回のプログラムは他のチームの構築した環境も利用しないとポイントが増えない仕様になっているので、別のチームの構築状況を把握しながら、リアルタイムに設定を変えながら進めていきます。

この設定を変えるのも今回のGameDayではポイントで、他チームの構築した環境の中でより良い環境を見つけて、素早く変更することでポイントがどんどん増えていきます。

しばらくすると色々なトラブルが発生していきます。
そのトラブルはサイレントで発生するものもあれば、運営であるAWSさんから通知されるものもあり、瞬時の判断と状況把握が必要になります。

すると、私が所属していたBチームが6位まで順位が上がりました!!(写真を撮り忘れてしまいましたが・・・)
これは本当に3位以内を狙えるのでは?という兆しが見えてきましたが、そうはうまくいかないのがGameDayでした。

そのあと発生したトラブルでサービスのほとんどが停止してしまい、ポイントの取得が止まり、あろうことかマイナスポイントが発生し始めてしまいました。
出血を止めるために早急にトラブルシュートを始めたのですが、なかなかうまく復旧が出来ずチームメンバーで色々相談しながら四苦八苦していました。

結局このトラブルを解決することが出来ず、GameDayは終了の時間を迎えてしまいました。
最終的な順位はBIGLOBE Aチームは34位、私が入ってたBチームは15位と全体の真ん中よりも上の順位は取れましたが上位入賞は出来ませんでした。

GameDayに参加して感じたこと

チームで力を合わせて挑む面白さ

今回BIGLOBEとしては2チームで参加しましたが、業務の繋がりもあるメンバーもいれば、あまり関わらないメンバーもいたり、若手もベテランも混合したチームでした。
それぞれが得意なことを活かしながら、課題に取り組むことができました。ベテランだけが活躍することはなくチーム一丸となって課題に取り組むことができ、チームで課題を解決していく面白さを感じました。
GameDayはメンバーとの会話がとても重要で状況を常に共有しながら、みんなで課題を解決したりトラブルシュートをしたり、スコアで一喜一憂したりとお祭りのような感じでした。

トラブルシュートでは(当たり前だけど)ログの確認が大切!

今回いくつかのトラブルが発生しましたが、特に中盤に発生したトラブルは結局最後まで解決できませんでした。
最後にAWSさんの解説があり、解決できなかったトラブルはとても単純なものでした。
自分たちの状況を振り返ってみるとこれに気づけなかったのには理由があって、運営から明示されてるトラブルと明示されていないトラブルが平行して発生していて、全てのトラブルの要因が明示的なトラブルの問題だと思い込んでたところにあります。
トラブルシュートをする際にも、根本的な部分は問題ないと勝手に思い込んでいたためになかなか原因に辿り着くことができず、トラブルシュート、障害対応を実施する際に必須となるログの確認や状況の切り分けをするという根本的な部分を見ることの重要性を改めて感じました。

最後に

今回は残念ながら入賞を果たすことはできませんでしたが、このGameDayに参加出来て良かったと思っています。
自分たちが触れてきたAWSの知識を再確認できましたし、自分たちが思っている以上に知識がついていることを実感することができました。
今回の体験を通じて多くの方がre:InventでGameDayやJAMに夢中になる理由もわかりました。
出来ればBIGLOBE内部でも同じようにGameDayを開催して、ワイワイと盛り上がりながらAWSの技術を伸ばしたいと感じました。

※ Amazon、Amazon Web Services、AWSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。