BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

自社サービスを支える事業会社の法務として。組織とともに中長期的な視野を持って成長してほしい

友村真也と小野哲の写真

取引先や協力会社との契約書締結時や、新規事業開発における法的リスクの極小化、コンプライアンス活動の推進など、企業活動において法務の役割は年々大きくなっています。

そこで今回、コーポレート本部 総務部 部長の友村真也と、総務部 法務グループのグループリーダーを務める小野哲に、BIGLOBEにおける法務ポジションについてインタビューを実施。

新卒入社(当時BIGLOBEはNECの一事業部)の友村と中途入社の小野が感じる、会社の魅力や仕事のやりがい、法務部門のこれからなど、幅広く話を聞きました。

※この部門では一緒に働く仲間を募集しています!

今回の記事では、求人票だけでは伝わらない、仕事内容や部署の雰囲気なども紹介します。ご興味のある方はこちらの採用情報をご覧ください。
「法務」としての募集ですが個人情報保護関連の業務も担っていただく予定です。

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社会のインフラを支える事業を法務として支援

 

—— まずは法務グループの仕事内容を教えてください。

 

友村:一言でお伝えすると、法律関連における事業部門のパートナーです。BIGLOBEの主力事業であるインターネット接続サービス(電気通信事業)と、それ以外の新規事業領域において、後方支援的な位置付けでのサポートや、時には契約書の立案、部門長や経営層への助言・提案(コンサルティング)などの業務を担っています。

例えば、通信事業とその付帯サービスの運営では、大手キャリアと連携し通信回線を構築したり、部品を調達し基盤を整備したりといったフェーズに契約が関わる業務が多くあります。また、電気通信事業法の観点から契約書を審査するなど、業界特有の法律知識を必要とする場面があります。

友村真也の写真

友村 真也 (ともむら しんや)

コーポレート本部 総務部 部長
兼 全社横断 渉外広報部 渉外グループ

2000年新卒でNEC入社

 

小野:個人情報やプライバシーに関する業務も担っています。法律で言うと個人情報保護法に関わるところですね。

BIGLOBEの特徴として、toCとtoB向け両方のサービスを展開する事業会社であり、会員情報などの個人情報も取り扱っているため細心の注意を払っています。また近年、社会的問題にもなり話題に上ることも多いコンプライアンスについても扱っている部署になります。

小野哲の写真

小野 哲(おの さとし)

コーポレート本部 総務部 法務グループ グループリーダー

2017年中途入社

—— いろいろなサービスを展開している事業会社だからこそ法務の業務範囲も広そうですね。主に既存と新規のサービスではどちらに関わることが多いのでしょうか。

 

友村:BIGLOBEの主力である通信事業がメインなので、割合としては既存になりますが、その分野では長年培ったノウハウを持っています。反面新しい事業に関しては、今はボリュームが少なくても、BIGLOBEの今後10年先を見据えた取り組みなどもあり、重要度も難易度も高いと思っています。今後は、こういった新規の分野の事業展開に法務としてもサポートできる体制を構築していきたいと考えています。


小野:通信業界は電気水道ガスみたいな社会のインフラを担っている部分でもあります。一方でインターネットは全てのルールが決まっているわけではないので、未知な部分が多いんです。例えば、最近で言うと生成AIの活用ですね。どんどん発展している分野なので法律が後から追いかける状況で、企業としてもどのように活用するか方針を出さないといけません。そこに想像力とか興味を駆り立てて楽しいと思える方には仕事の醍醐味を味わえる会社だと思います。

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友村:まさに生成AIの話は、社内でもいろいろな部署から相談が来るんですけど、著作権侵害の問題や、有名人になりすましてしまう人格権の問題など、さまざまなリスクがあります。ただ、世の中全体の動きで言えば他社や個人がここまでやっているから大丈夫といって開発を進めることもありますし、リスクを正確に捉えて止めることもあります。その線引きは難しく、スピードを止めずに、安心安全を担保するというところに常にアンテナを立てています。

そういう意味では各省庁の最先端の動きをキャッチアップしたり、外部の弁護士を起用して見解を求めたりします。また、部署内にも弁護士資格を持つ社員がおり、法律の観点から対策を立てるなどの動きが求められるポジションです。

あとは、レアケースですが紛争やトラブルが起こることもあり、そういった場合の対応や、お客さまからのクレームに対して、部門の担当者が困らないように裏側でしっかりサポートしたりアドバイスすることも私たちの役割です。

 

小野:今、みなさんがご覧になっているBIGLOBE Styleの記事でも、掲載前にテキストや写真の使い方などで商標権を侵害していないかなど目を光らせているのは私たちです(笑)。

 

事業会社の法務部門だからこそのやりがいがある

 

—— 今、法務部門で求める人物像についてお聞かせください。

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友村:課題を発見したら「このように作り上げていきましょう」と問題を解決するために主体的に動けるような方に来ていただきたいですね。法務の知識も大事ですが、入社してからでも身に付けることができるので、熱意や積極性のある方は大歓迎です。


小野:法務に加えて個人情報をコンプライアンスの一つとして見られる方だと嬉しいです。

あとは友村が言うようにスキルも大事ですが、応募してくださる方のパーソナリティを重要視したいと思っています。

 

友村:法務の業務は多岐にわたるため、現段階で全てを網羅している必要はありません。一人で黙々と仕事に取り組むというよりも、社内外の関係者と力を合わせて仕事を進められるような、コミュニケーション能力が高い方であるとより望ましいです。


小野:コミュニケーションに関しては、論理的な思考やスピード感を意識して仕事に取り組める要素がある方に向いていると思います。

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—— このポジションのやりがいはどんなところにありそうでしょうか。

 

小野:一番はやはり、先ほども触れた社会的に重要なインフラであるということです。「令和6年能登半島地震」の影響で通信サービスの重要性を痛感し、当社に興味を持って面接に来ていただいた方もいましたね。


友村:あとは、事業会社なので企画段階からプロジェクトに加われることは、この会社で働く醍醐味の一つだと思います。

例えば、合宿研修などを温泉地で実施することを通して企業や地域の課題解決をサポートする『ONSEN WORK』というサービスがあります。リリースにあたっては旅行業法を一から調べる必要があり苦労をしましたが、サービスの早期立ち上げに積極的に関わることができました。その後、『ONSEN WORK』で関係が構築できた旅館さまと連携した新規サービスの企画を検討する機会があったのですが、リスクをより軽減させるためにはどうすべきかといった法務の観点から、企画への具体的な改良案を提示するなど、一つひとつのアイデアや課題に対してフォローしていきました。

このように、サービスの立ち上げに早くから関わることで、サービスの担当者から、「パートナーの方々やサービスを利用するお客さまに喜んでいただけている」と聞いた際に、嬉しさが増すように感じています。

 

小野:サービスの立ち上げや運用は、マーケティングとビジネス観点が全くないと、「これは駄目ですよ、あれも駄目ですよ」とリスクを指摘することが目的になって、何もできなくなってしまいます。やはりバランスが本当に大事で、それらの課題をクリアし、サービスをリリースできたということは感慨深いです。

 

—— 現在、課題に感じていることはありますか?

 

友村:私が一番課題に感じているのは、業務の属人化です。今は専門のスペシャリストがいますが、そういったメンバーがいないと成り立たないような組織だと、何かあったときにしわ寄せがきます。業務全体を見直し、チームの誰もが対応できるように平準化を進めたり、メンバーの若返りも必要だと思っています。


小野:社員のアイデアやチャレンジに対して背中を押してあげられるようなサポートをしたいので、そのバランス感覚を保つことは常に課題として捉えています。仕事の醍醐味はリスクを未然に防いで事業を成功させることにあるので。

 

「チームビッグローブ」で、より良い組織を目指す

友村真也と小野哲の写真

—— お二人が今までどのように歩んでこられたのかを教えてください。

 

小野:私は同業界の企業で法務の仕事をしていて、BIGLOBEに中途入社しました。前職の在職中にロースクールにて学んでいるため、ある程度は法律のことを理解しているというバックボーンもあります。

 

友村:私はNECに新卒で入社し、最初に配属された部署が法務でした。そこからBIGLOBE事業を行う部門が分社化されて独立したり、買収や子会社化なども経験し、転職はしていないのですがさまざまな経験をしてきました。ずっと法務に関わっていながらも、組織の経営層が変わるとカルチャーが変わるので、転職に近いような気分を味わい続けてきました。

 

—— 異なる経験をお持ちのお二人から見たBIGLOBEとはどんな会社でしょうか

 

友村:転職をしていないので他社との比較は難しいのですが、変化に柔軟に対応する社員が多いと感じています。


小野:文章にするとなかなか伝わりにくいことなのですが、人間的に良い人が多いと感じています。物事をネガティブに捉えるのではなく、前向きに考えて、やると決めたことは最後まで貫く姿勢があります。また、転職した経験から、BIGLOBEは常識豊かな会社であると感じています。リスクを慎重に考えながらも新しいことをやっていこうというマインドも持ち合わせているのは、改めて考えてみても貴重だなと思います。

 

友村:人に恵まれているのは、私も日々感じています。社員のみなさんを法的観点から守りたいという思いは、大事な仲間だからこそであり、チーム一丸となってより良い事業を築いていっています。

 

小野:だから、職場の雰囲気もとてもアットホームですよね。

 

友村:そうですね。部署内でのコミュニケーションを大切にしていて、週に一度はみな顔を合わせるようにしています。その反面、法務部は他部署から見ると、ちょっとお堅いイメージがある部門だと思うので、誰からも相談しやすい雰囲気をつくることも部署として意識しています。

 

——入社後のスキルアップについてはどのようにお考えですか?

 

友村:入社後は、OJTと外部研修をベースにスキルアップしてほしいと考えています。弁護士資格を持っているメンバーが部署内にいるので、日々の業務内容を身近で学んで身に付けたり、他社の法務とつながる外部研修や勉強会のプログラムに参加したりすることで知識を深めて、横の関係性も築いていただけたらと思っています。


小野:私は来てくださる方のスキルに合わせて、足りないところを補完するようなイメージでいます。他業界を経験している方であれば、新規事業では法的観点だけでなくビジネス視点でも新しいアイデアが出る可能性もあるので、スキルは入社後でも十分伸ばせると思っています。

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—— スキル以外にマインド面でいうと、まさにBIGLOBEには「ビッグローブマインド」という価値観があります。その中で、お二人は何が重要だと思いますか?

 

友村:部下との面談で、「 ビッグローブマインドの中で、どれを頑張りたい?」みたいな話をするのですが、多くの人が「プロフェッショナルになる」を選びますね。でも、私たちコーポレートの法務部だとプロフェッショナルであることは当然のことでもあります。そのため、そこをベースにして会社にどのように貢献できるかという目線で動いてもらいたいので、一番と言えば「チームビッグローブ」でしょうか。まさにチームが一丸となって仕事ができる組織を目指しています。

 

小野:私も最初に思い浮かぶのが「チームビッグローブ」ですね。自分が自分がではなく、みんなで作り上げるマインドがこの仕事では大事かなと。法務って相談を受けるという待ちの側面もあるのですが、相談を受けたことだけに答えるのではなく、法務に相談したら他のことも解決できるみたいになることが理想。なので「お客さま目線にたって、期待を超える」も選びます。

 

友村:今まで法律の知識は本など紙ベースで調べることが多かったと思いますが、IT化による業務改善が進んでいます。今後は法律の分野でもAIの活用などリーガルテックも進んでいくと思うので、時代にキャッチアップしながら活躍できる方にも来ていただきたいですね。

 

—— 今年度(2024年)には、法務グループに新卒および中途入社のメンバーが新たに加わりました。今後も一緒に働く仲間が増え、活躍されることを期待しています!本日はありがとうございました!

 

※この部門では一緒に働く仲間を募集しています!

ご興味のある方はこちらの採用情報をご覧ください。
*「法務」としての募集ですが個人情報保護関連の業務も担っていただく予定です。

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