BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

国内初のサービス「宿みっけ」で市場拡大を狙う!「BIGLOBE旅行」のサービス企画のマインドとは?

こんにちは。BIGLOBE Style編集部です。

BIGLOBEではインターネット接続サービス以外にも、利用者のみなさまの生活に寄り添ったさまざまなサービスを提供しています。その中でも特に力を入れているサービスのひとつが旅行領域です。

今回話を聞くのは、その「BIGLOBE旅行」のサービス企画を担当する縄手真人。直近でリリースした新サービスの紹介を交えて、BIGLOBEでの新規サービスへの取り組みについて迫ります!

縄手 真人

縄手 真人(なわて まさと)
リアライズ事業本部 トラベル事業室

1997年NECに新卒入社。その後、BIGLOBE事業に参画。
現在、宿泊予約サービス「BIGLOBE旅行」を担当する。

幅広い業務を経験後、BIGLOBE旅行の担当へ

 

――縄手さんが担当している「BIGLOBE旅行」について教えてください。

 

BIGLOBEではインターネット回線の提供だけでなく、ニュースや旅行情報など、生活者のみなさまに役立つ情報を提供しています。その中でも「BIGLOBE旅行」では、旅の情報発信だけでなく、18社の旅行会社の宿泊プランを横断して一括検索できるサービスを10年以上前から提供しています。

また、特に温泉に特化したサービスも提供していて、温泉地での合宿研修などを通じて企業や組織の課題解決をサポートする「ONSEN WORK」も推進しています。さらに「みんなで選ぶ温泉大賞®」は2023年度で14回目を数える恒例の風物詩となっています。

 

――なぜBIGLOBEではそのように旅行領域にも注力しているのでしょうか?

 

そもそもの話では、BIGLOBEの利用者層と旅行領域の相性が良かったことが起点となっています。BIGLOBEのお客さまは、たとえば固定回線を利用しているファミリー層や、インターネットサービスを長くお使いのシニア層に代表されていて、旅行への嗜好が高く、インターネットサービスに慣れていたお客さまが多いのが特徴です。またインターネットを活用した情報収集にも長けていて、「BIGLOBE旅行」を利用するお客さまが増加していった経緯があります。

その中で、多くの旅行会社と提携する「宿泊プランの横断検索サービス」をスタートさせたのですが、利用者のみなさまの利便性が高かったことが功を奏して、サービスを定着させることができました。結果として収益力をつけることができたため、長期にわたり便利なサービスとして継続できたと思います。

現実的な話になりますが、「BIGLOBE旅行」がサービスを継続し、発展していくためには利益を生み出せる事業であることが必要です。ですので「宿泊プランの横断検索サービス」がお客さまにご愛用いただけているからこそ、そこから利益が生まれ、「BIGLOBE旅行」としてもサービスを改善しながら今も注力できているのだと考えています。

また、特に温泉への注力に関しては、「BIGLOBE旅行」といえばコレ!という領域を育ててアイキャッチ化していきたいと苦心してきました。今や宿泊施設や温泉地の方からも感謝の言葉をいただける活動となっていることは、歴代の担当者だけでなく、会社からも長い時間をかけて育んでもらえたありがたい成果だと思います。

縄手 真人

――縄手さんはいつから「BIGLOBE旅行」を担当してきたのでしょうか?入社以降の社歴などを教えてください。

 

私の社歴ですが、NECに新卒で入社しました。入社直後は商社をお客さまとする営業職でしたが、ほどなく法人向けのSEに職種転換しました。その後携帯電話の着メロなどのコンテンツを扱う営業とSEを経て、希望して「BIGLOBE旅行」のグループに異動してサービス企画を担当することになりました。途中で新事業サービスを創出する事業に異動にもなりましたが、「BIGLOBE旅行」を担当して10年以上になるでしょうか。比較的長く同じ業務についていると思います。

 

――営業からSE、そしてサービス企画と、幅広い業務を担当してこられたんですね!働く上でのモチベーションをどのように維持してきたのでしょうか?

 

新卒で入社したNECでは、配属先を希望だけで選べないことは理解していましたし、逆にそこで得られる経験こそ大事だと考えていたので、幅広い業種への異動には抵抗はありませんでした。それよりも私にとっては、NECでもBIGLOBEでも「一緒に働く人」に価値がありました。人間的にもスキル的にも素晴らしい人、尊敬できる人と一緒に働ける仕事が好き、会社が好き、それがモチベーションになったと思います。恵まれた人的環境があったことで、チームで働く醍醐味も得られたとも思います。

 

――そんな縄手さんが「BIGLOBE旅行」を志望した理由をお聞かせください!

 

「BIGLOBE旅行」を志望した時期は、中堅社員にさしかかる15年ほど前です。営業もSEも経験しましたので、これからのキャリアを考えて、自分の得意分野を活かせるサービス企画職にチャレンジしてみたいと考えたことがきっかけです。

実は私はプライベートで「新日本三大夜景・夜景100選事務局」の代表を務めていて、夜景に関する情報発信サイトも運営しています。この夜景サイトは1997年から運営していますので、1996年にサービス開始したBIGLOBEの歴史にも匹敵するんですよ!夜景サイトの運営を通してネットサービスの運営ノウハウやページ制作のコーディングの知見などもありましたので、そのバックグラウンドを活かせれば、自分もより高い成果を出せるし、会社への貢献もできると思いました。幸い「BIGLOBE旅行」の拡大期と自分の希望時期が重なって、異動希望が叶いました。

縄手 真人

期待の新サービス「宿みっけ」。誕生まで紆余曲折があるも、崩れなかったサービスへの自信

 

――それでは次に新サービス企画についてお伺いします。今回「BIGLOBE旅行」でリリースした新サービスはどのようなものでしょうか?

 

サービス名は「宿みっけ」といい、簡単に言えば、宿予約の「取り直し」をサポートするサービスです。宿をインターネット予約した時に旅行会社から届く「予約完了メール」を指定のメールアドレスに転送すれば、予約した宿泊プランよりも安価なプランが出た時に、メールやアプリでお知らせしてくれる、という国内初のサービスです(※)宿の料金は直前になるほど安価なプランが出たり、旅行会社を変えればよりリーズナブルな価格が見つかる場合がありますので、おトクに宿に泊まりたい人にとって便利なサービスとなっています。
※旅行会社の予約完了メール転送にて、宿泊条件の登録ができる点が国内初。

www.biglobe.co.jp

これまでは、多くの予約サイトの中から「BIGLOBE旅行」を選んでもらうことが必要でしたが、このサービスによって「どの予約サイトで予約したとしても、予約完了メールさえBIGLOBEに転送すればもっとおトクに宿泊できるチャンスがあります」という訴求が可能になりました。いわゆる「レッドオーシャン」から「ブルーオーシャン」への転換ですね。競合がおらず有利に事業展開ができる可能性が広がったと期待しています。

 

――それは便利で、確かなニーズを感じます!このサービスはどのようなきっかけで企画したのでしょうか?

 

きっかけは某旅行会社の担当者さまとの雑談です。せっかく宿泊の予約をいただいてもキャンセル率が4割にのぼるそうで、その大きな理由が「価格変動」だという話でした。つまり他に「おトクなプラン」が出てきたら、キャンセル料がかからない限り予約を乗り換えていく、そういう方が一定程度いらっしゃるというお話をお聞きしたのです。しかも、お客さまが自ら手作業でもっと好条件のプランを探しているということも分かりました。

「BIGLOBE旅行」としても予約の取り直しの結果、お客さまの予約を逃しているのだとすれば機会損失です。一方で他サービスから宿泊予約をしたお客さまを「BIGLOBE旅行」に取り込めるのならば、これは大きなチャンスになります。なによりも多くのお客さまが不便と感じていることを私たちが解決できるのではないかと考えて検討を始めました。

宿みっけ

 

―― 着想からサービスリリースまで時間を要したそうですね?その経緯や開発の進め方などの経緯をお聞かせください。

 

「宿みっけ」は実は2017年頃には着想していたのですが、コロナ禍での旅行需要が落ち込んだことから一旦開発がストップしてしまいました。

ですが当時国内で同様のサービス提供はなく、世界を見てもイスラエルのスタートアップ企業が提供しているだけであり、このチャンスは逃せないと感じていました。また、私たちが実施した約500人へのアンケート調査からも、インターネットで宿泊予約後に「もっと良い宿泊プラン」を探す方が75%いることも明らかになりました。インターネットでの国内宿泊予約の市場規模が約2兆円と推定される中で、この「取り直し」の市場は非常に大きい規模です。

このような具体的な市場規模やBIGLOBEの強みが活かせる事業であることを社内で粘り強く説明し続けた結果、コロナ禍の世情が落ち着いたタイミングを図って再度プロジェクトを立ち上げることができました!

縄手 真人

――まさにサービスへの自信と熱意で動かしたプロジェクトですね!今後のプロモーションについてはどのようなプランをお持ちですか?

 

「宿みっけ」は他にない新しいサービスです。「予約の取り直し」作業が便利に行えるサービスが新しく誕生したことを多くの方に知ってもらう必要があります。認知拡大の活動において、他の旅行会社では持ちえないBIGLOBEのアドバンテージは、BIGLOBEがメールサービスを提供しているということだと考えています。「宿みっけ」は旅行会社から届く予約完了メールの転送が起点になりますが、まさにその起点の場となるメールサービスでプロモーションができるのは大きなメリットです!このような自社の強みを最大限活かしつつ、複数のキャンペーンを展開することを予定しています。

 

新サービスの源泉は雑談!チームワークで地域や旅行業を活性化するサービス作りを目指したい

 

――働く環境としてのBIGLOBEについてお伺いします。サービス企画を志望する方にとって、「BIGLOBE旅行」はどういった職場環境でしょうか?またどういった方に向いていると思いますか?

 

社員、派遣社員、請負の開発スタッフを含めても10人前後のこじんまりしたチームです。メンバーでランチに行ったり、就業後にディズニーランドに遊びに行ったりということもありました。アットホームな雰囲気で、メンバー間の垣根もなく建設的な意見が出し合える環境です。

BIGLOBEで働く人には穏やかな方が多く、お互いを助け合う文化が醸成されていると思います。特にチームで働くことが好きな人にはBIGLOBEは向いているのではないでしょうか。一人の発想では気がつかなかったことでも、他の方と話す中で新しい視点が得られたりすることも多いです。雑談から生まれてきた新サービスも多数ありますが、それはお互いを認め合って傾聴する文化がBIGLOBEにあってこそ、だと思います。

縄手 真人

――最後に、長くサービス企画に就いている縄手さんの仕事観と目標教えてください!

 

私は信条として「旅は人を豊かにする」と考えていますので、仕事においてもプライベートな活動においても、「旅する機会を増やす」ことを目指しています。「宿みっけ」は宿泊費をおトクにするためのサービスですが、それにとどまらず、宿泊体験そのものをより良いものにするサービスに昇華させていきたいです。「宿みっけ」を含め「BIGLOBE旅行」が提供するサービスをブラッシュアップさせていき、一人あたりの旅行回数が増加し、地域経済や業界が活性化していくことに貢献できるなら、それこそ「我が人生に悔いなし」だと思っています!

縄手 真人

――貴重なお話をありがとうございました。BIGLOBE旅行の活性化と、縄手さんのますますのご活躍を期待しています!



現在、BIGLOBEでは2025卒向けの新卒採用活動を実施中です!少しでもBIGLOBEに興味をもっていただけた方は、ぜひ下記URLよりマイページ登録をお願いいたします。

https://mypage.3050.i-webs.jp/biglobe2025/applicant/login/baitai-entry/entrycd/Style

 

※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社の商標または登録商標です。