【研修レポート】BIGLOBE新入社員研修の舞台裏!実践的スキルと「横のつながり活性化」で未来を拓く

こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。

BIGLOBEでは2025年度、29名の新入社員が入社しました。入社後は約2カ月間の新入社員研修を経て、社会人としてのスタートラインに立ち、各部門へ配属されます。

今回の記事では新入社員研修の中から、ユニークな研修プログラム「ソリューション提案研修」のレポートをお届けします。全6日間にわたるこの研修は、座学に留まらず、論理的思考力、創造的思考力、そしてプレゼンテーションスキルを駆使。最終的にはチームで経営層や社員を前に成果発表を行う、まさに実践の場です。参加した新入社員の熱い挑戦をどうぞご覧ください。

「考える力」と「伝える力」を鍛える!仲間との絆も深まる6日間

 

約2カ月かけて行うBIGLOBEの新入社員研修。その中で一線を画すのがこの「ソリューション提案研修」です。

本研修で目指すのは、新入社員一人ひとりがビジネスパーソンとして必要なマインドセットとスキルを習得すること。具体的には、顧客や会社への価値貢献を意識し、論理的に、そして創造的に考え、それを分かりやすく伝える力を養います。

また、グループワークを通じて実践的なテーマに取り組むことで、学んだスキルが「職場でも実際に役立つ」という具体的なイメージを持ってもらうことも重視しています。そして何より、この研修は、同期の仲間たち、さらには先輩社員やマネジメント層と積極的に交流し、深い絆を育む貴重な機会でもあります。

「ソリューション提案研修」の期間は、小田原での合宿(1泊×2回)を含め全6日間。座学でインプットした知識をすぐにアウトプットする「プロジェクトベースドラーニング(PBL)」形式で進められます。

【研修で身につける主なビジネススキル】

・デザインシンキング(デザイン思考): ユーザー視点で課題を発見し、解決策を生み出す思考法
・ロジカルシンキング: 論理的に物事を整理し、筋道を立てて考える力
・問題解決(フレームワーク): 課題を体系的に捉え、解決策を導き出す手法
・プレゼンテーションスキル: 自身の考えを明確かつ魅力的に伝える力

研修を監修する講師の内田智士氏(株式会社アイディアポイント)は、「講義だけでなく、プロジェクトや個人ワークを通じてスキルを身につけてもらいたい。同時に、本研修を通じて新入社員同士で絆を深めてほしい」と語ります。知識習得だけでなく、同期との絆を深めることも重視されているのが、BIGLOBEならではの研修です。

画像:講師 内田 智士さん(株式会社アイディアポイント)の写真

研修講師 内田 智士さん(株式会社アイディアポイント)

DAY1~2:小田原で始まる「デザイン思考」と「問題解決」の旅

 

研修の幕開けは、小田原での1泊2日の合宿です。職場を離れたこの場所では、仲間との絆を深めつつ、自由で革新的な発想が生まれることが期待されます。

さて、小田原の会場に集合し、まずはアイスブレイク。和やかな雰囲気の中、研修の核となるテーマが発表されました!

テーマは、「BIGLOBE社内の『横のつながり』を活性化させる施策」の考案。さらに、その施策を「新入社員として1年間、自分たちが継続して取り組める内容」として具体化することが求められるという、まさに実践的なミッションです。

新入社員たちはまず、このミッションを達成するための基礎として、「デザインシンキング」と「問題解決」の基本をインプットしました。

デザインシンキングのセッションでは、ユーザーの行動を深く「観察」することから始めます。そこから得られた情報をもとに、ブレインストーミングで自由な「発想」を広げ、アイデアを「親和図法」で整理する手法を学びました。そして、そのアイデアを具体的な形にする「プロトタイピング」まで、一連のプロセスを実践的に体験しました。

「観察」について学ぶ様子

コーヒーを飲む工程で「観察」を学ぶ。
手に取るところから飲む動作まで細かく観察します。

写真:プロトタイピングの様子

与えられたテーマをもとに自由にアイデアを発想し、
プロトタイピングで具体的に形にしていきます。

問題解決のパートでは、問題の発見から始まり、多角的な視点から『何が問題か』を正しく捉える重要性を学びます。ロジックツリーを用いて原因を追究し、さらに『どのように?』を繰り返すことで解決策を具体化。最終的には、ガントチャートで実行計画を立てるコツまで、実践的なスキルを習得しました。

写真:課題出しの様子

小田原での2日間、お疲れさまでした!
夜は同期同士、部屋でふりかえりをしたり団らんしたりして絆を深めていったようです♪

 

DAY3~4:自社の課題に向き合い、チームでデザイン思考のサイクルを高速で回す

 

小田原で学んだスキルは、すぐに実践の場へ。ミッションを達成するため、「自社の課題」に焦点を当てた検討が始まります。

写真:チーム決めの様子

チーム決めの様子

DAY3~4は本社で行われました。
DAY3では、チーム決めからスタート。自分や仲間が挙げた課題の中で興味関心が高いもの同士で6つのチームを決定。そして、それぞれのチームに分かれて、デザイン思考のサイクルを高速で回します。アイデアをプロトタイプに落とし込み、それをユーザーに試してもらい、フィードバックを受けて改善する…このサイクルの反復が、スキルの定着を促します

DAY4では、最終発表に向けたプレゼンテーション資料の骨子作成と、魅力的なプレゼンの極意を学びます。講師からは「とにかく練習!練習は裏切らない」という力強いエールも。

新入社員たちは、6日間の研修期間中はもちろん、それ以外にも機会があるたびに、先輩社員やマネジメント層に会社の強みや課題について質問し、生の情報を引き出していました。また、提案する施策の精度を高めるため、プロトタイプに関する全社アンケートを実施するなど、多角的な視点からヒントを探し、改善を重ねながら発表準備を進めていきました。

 

画像:全社アンケートの一例

全社アンケートの一例


DAY5~6:再び小田原合宿!最終発表への総仕上げ

再び舞台を小田原に移し、チームとしての価値観「チームバリュー」を確認し合います。そして、最終発表に向けたプレゼンテーションの総仕上げ。チームメイト同士でフィードバックし合い、改善を重ねながら、本番さながらの練習を繰り返しました。

写真:小田原合宿での研修の様子

以上で、6日間の研修は終了です。本当にお疲れ様でした!

この期間で培ったスキルと同期との絆は、きっと皆さんの大きな力になったはずです。いよいよ、残すは集大成の最終発表。これまでの学びを存分にぶつけて、最高のプレゼンができるよう、期待が膨らみます!

 

いよいよ最終発表の大舞台!

写真:ソリューション提案研修の最終発表会の様子

研修の集大成、最終発表会。研修の成果を社長や役員を含む全社員の前でプレゼンテーションする大舞台です。

発表された施策を簡単ですが、ご紹介します。

「スキルナビ」:迷わずつながる社員間知識の共有

「“迷わずつながる”未来へ」をキャッチフレーズに、業務上の疑問や困りごとをAIがサポートするシステムを構築。AIによるスキルプロファイルの自動生成、質問文案サポート、Q&Aナレッジ化・知見者検索といった機能を搭載し、社員間の知識共有、業務効率化、コミュニケーション活性化を図る。

 

「ビッコミ~ビッグローブ・コミュニティ~」:共通の好きでつながるランチ交流

世代や部署を超えた新たな交流を創出するため、ランチタイムを活用した交流会を企画。「日本酒の会」や「ワンちゃんの会」など、特定のテーマを設定することで、部署の垣根を越えた自然なコミュニケーションを生み出すことを狙う。

 

「社内ラジオ」:受動的に構築する人間関係

「知り合いがいる方が効率的に仕事ができ、新しいアイデアも生まれる」という現実に着目。他部署への理解や、人間関係を受動的に構築できる施策として、社内ラジオを企画。社員が「ながら」で聴けるようにし、出演者の人となりを知ることで、交流のきっかけ作りとする。

 

「社員図鑑×おごり自販機プロジェクト」: 社員同士の交流促進とコレクション要素の融合

社員の交流を促進し、社内におけるつながりの見える化を目的とした施策。個人のプロフィールを共有しコレクションできる「社員図鑑」アプリと、社員2人で同時に社員証をかざすと無料でドリンクがもらえる「おごり自販機」を組み合わせる。部署や世代を超えたコミュニケーションの創出を目指す。

 

「ハラスメントへの理解促進プロジェクト」:安心できるコミュニケーションのために

ハラスメントへの懸念からコミュニケーションが消極的になる点に着目。世代間のギャップや、気を付けるべき発言、嬉しい言い回しなど、ハラスメントに関するインタビュー動画を作成し、社員間の相互理解を深めることを狙う。

 

「AIを活用したナレッジマネジメントシステム」:課題解決を加速するAI

グループごとの実績やミッション、個人の業務内容やスキルといった情報の可視化が不十分であるという課題を解決するためのシステムを構築。AIがナレッジを収集・学習することでグループの情報を共有でき、そして、AIインタビュアーが質問を投げかけ、それに答えるだけで個人のスキルが把握できるというもの。「誰に相談すればよいか」を効率的に探し、部署の垣根を超えた協力体制を築いて「ポジティブループ」の形成に繋げることを目的とする。

大勢を前にして少し緊張している様子でしたが、「横のつながり」活性化というテーマに対し、新入社員たちは多角的な視点からユニークなソリューションを提案してくれました!

これらの提案は、アイデアに留まらず、新入社員自身が1年間継続して取り組める内容として具体化されている点が大きな特徴です。発表後には、視聴者からの感想も寄せられ、それぞれの提案の面白さや実現可能性について高い評価を得ていました。特に「社員図鑑×おごり自販機」や「社内ラジオ」は、そのユニークな発想とコミュニケーションを活性化させる期待から多くの注目を集めたようです。また、「すべてのチームがファクトベースに仮説を検証していて感心しました!」「アプリなどのプロトタイプやデモまで用意していて素晴らしい!」といった声も寄せられました。

写真:社長から新人へコメントを述べる様子

(右)山田社長から新入社員へコメント

ここで、新入社員のアンケートをいくつかご紹介します。

 

ソリューション提案研修を通して、学生時代のグループワークとは違う、仕事ならではの緊張感と責任感を学びました。問題発見から解決まで一貫して取り組める貴重な機会を通じて、チーム活動の進め方や、自分の役割を見つける大切さを実感しました。デザインシンキングやロジカルシンキングなどのフレームワークも学べたので、この問題解決能力を配属後の業務でも活かしていきたいです。

この研修は、まさに「0から1」を生み出す難しさと楽しさを知る貴重な体験でした。アイデアを出すスキルを学び、それをチームで形にしていく過程に大きな達成感を感じました。また、先輩社員にインタビューやアンケートを実施し、客観的な視点も得られたことは、今後の業務を進める上で非常に重要だと感じています。

グループワークを通じて、論理的思考力や協調性が鍛えられ、問題解決能力が向上したと同時に、自分の弱みも明確になりました。限られた時間の中で、課題を整理し、情報を取捨選択して発表内容を組み立てるという「問題解決」の基本を体験できたことは、これからの仕事でも大いに役立つと思います。

 

主体的なビジネスパーソンへ

 

この研修全体を通して特に高く評価されたのは、新入社員たちが学んだことを素直に実践し、先輩や管理職へのインタビューやアンケートを積極的に行った点です。

また、AIを活用した資料作成や情報収集に意欲的に取り組む新入社員が多かったことも、講師から「このスキルは、配属後すぐに業務に活かせる」と称賛していただきました。

BIGLOBEの新入社員研修は、「受け身」から「主体的なビジネスパーソン」へと成長するためのヒントが凝縮されたプログラムです。実践的なビジネススキルを習得しながら、同期や先輩、マネジメント層との強固な「横のつながり」を築き、共に事業に挑戦する第一歩を踏み出します。

 

ソリューション提案研修のレポートは以上です。一つの目標に向かって協力し、お互いを尊重し合う経験は、彼らにとってかけがえのない財産となったことと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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