温泉宿でテレワーク。ワーケーションのネクストノーマル、温泉地と企業のマッチングサイト『ONSEN WORK』グランドオープン。(前編)

2021年3月17日、ビッグローブ株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:有泉健 以下、BIGLOBE) は温泉地と企業をマッチングするサイト『ONSEN WORK( https://workation.biglobe.ne.jp/onsen/ )』をグランドオープンしました。

 

ONSEN WORK

 「ONSEN WORK」は、ワーケーション導入を希望する企業と温泉宿のマッチングサービスです。温泉宿の選定条件には「Wi-Fi」や「ホワイトボードの有無」など、ワークスタイルを考慮した項目もあれば、「源泉掛け流し」や「サウナ」といった温泉に関する項目もあり、ワーケーションのスタイルに合った温泉宿の提案が期待できます。

 

グランドオープンと同日に開催された記者会見では「ワーケーションへの期待と課題」をテーマにトークセッションが開催されました。ワーケーションを導入する企業、そしてそれを受け入れる温泉宿の双方の意見が飛び交う中で、ネクストノーマルとしてのワーケーションが持つ可能性と課題が見えてきました。今回はその模様を前編・後編にわけてお伝えします。

 

■INDEX

▼「ワーケーションで三方よし」BIGLOBEが新たに取り組む企業向けワーケーションサービスとは(ビッグローブ株式会社 代表取締役社長 有泉健)

▼「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」3つの新たなチャレンジ(ビッグローブ株式会社「ONSEN WORK」担当 縄手真人)

▼トークセッション:エンゲージメント向上にも効果あり?!「ワーケーションの期待と課題」

〈登壇者〉

・ビッグローブ株式会社 代表取締役社長 有泉健氏

・日本航空株式会社 人財本部人財戦略部 東原祥匡氏

・株式会社日本能率協会コンサルティング 江渡康裕氏

・伊東市長 小野達也氏

 

〈Zoom参加パネリスト〉

・一般財団法人日本健康開発財団 後藤康彰氏

・公益財団法人 日本交通公社 守屋邦彦氏

・別府 杜の湯リゾート 秋吉有里氏

 

▼BIGLOBEが掲げるSDGsスローガンと「ONSEN WORK」

 

「ワーケーションで三方よし」BIGLOBEが新たに取り組む企業向けワーケーションサービスとは

 

有泉健

プレゼンテーターを務めたのは、ビッグローブ株式会社 代表取締役社長 有泉健です。

 

有泉:BIGLOBE社員は、全体の90%以上が在宅勤務を導入しています。一方で在宅と出社というハイブリッドな働き方による不満の声もみられました

 

・コミュニケーションが取りづらい

・中間管理職層の管理工数の増加

・異動した社員や新入社員の不安増加

 

これらのストレスを解消するために温泉地におけるワーケーションを検討し始めました。

 

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新サービス「ONSEN WORK」へのチャレンジのきっかけは3点ありました。

①リモートワークを実現

②通信サービスの提供

③12年間続けてきた「みんなで選ぶ『温泉大賞®️』」

 

BIGLOBEはリモートワークを実現している企業であり、通信サービスも提供しています。温泉地が抱える通信環境の問題は、我々がお手伝いさせていただくことで解決できると思いました。また、当社の旅行サービス「BIGLOBE旅行」では12年にわたり「温泉大賞®️」を開催してきました。これまで深く関わってきた温泉地がコロナ禍で打撃を受けているということで、新たな市場を創出したいと考えました。

 

「ワーケーションで三方よし」・実証実験

有泉:『ワーケーションで三方よし』という仮説を立てました。

ここでの三方は「企業」「温泉」「社員」を指します。

 

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企業や社員にとってメリットがあることはもちろん、温泉地にとってのワーケーションは「企業による平日の連泊」という新たな市場の創出につながります

この仮説の検証のために、BIGLOBE社員によるワーケーションの実証実験を実施しました。温泉による効果効能、課題、懸念事項の検証に加えて、「生理」「心理」「身体機能」の検証も行いました。

 

その中では、思わぬ発見もありました。温泉でのワーケーションを経験した社員の満足度は非常に高く、87%もの人が、こういったワーケーションを企業側が用意することに対して「企業が従業員のことを熱心に考えてくれていると思う」と回答したのです。温泉地でのワーケーションが、企業へのエンゲージメントにも繋がるということがわかりました。

 

しかし、説得力のある結果としては検証数がまだまだ足りません

そこで、ワーケーションの浸透を目指し「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」を開始し、実証実験に参加いただける企業を募集することにしました。

 

今回のプログラムにもご協力いただく静岡県伊東市小野市長からもコメントをいただきます。

 

伊東市 小野市長:伊東市への来遊客・宿泊客ともにコロナの影響を受けて減少しています。温泉地ワーケーションモデルの構築という観点から、本日から、伊東温泉観光・文化施設「東海館」をワークスペースとして提供開始します。

 

 

「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」3つの新たなチャレンジ(ビッグローブ株式会社「ONSEN WORK」担当 縄手真人)

 

縄手真人

続いて行われたのは、温泉宿でのワーケーション実証実験「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」についてのプレゼンテーションです。「ONSEN WORK」のメリットもデメリットも体験してみなければ分かりません。その体験機会をBIGLOBEがご用意しました。プレゼンテーターはビッグローブ株式会社「ONSEN WORK」担当 縄手真人です。

 

縄手:『TRY ONSEN WORKATIONプログラム』では本日より新たに3つのプログラムを開始します。

 

①ワーケーション実証実験参加企業の募集

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宿泊費やヘルスチェック費はBIGLOBEが負担します。また、現地での過ごし方に適した温泉宿のアサインもお手伝いさせていただきます。企業への制度としての導入を検討していただくためにも、人事担当者様には1名以上参加していただきたいと思っています。

 

②ワーケーション視点での宿選び

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通信環境の回線速度や、過ごし方に即した宿選びを手助けいたします。

 

 

③宿泊施設向け「リモートワーク環境づくりをサポート」

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現状はBIGLOBEがネットワーク回線のチェックを行っていますが、ネットワークに精通していない宿の方でも独自で回線チェックが可能になるアプリの開発を行っています。
後編へ続く

 

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