SIerから転職した若手エンジニアたちが語る自社開発の魅力

こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。今回は、SIerからBIGLOBEへ転職したエンジニア社員の対談をお送りします。(実施日:2021年1月)

2人ともBIGLOBEにすぐ馴染み、成果を出し続けています。プログラマーとしてコードを書き続けるエンジニアリングマネージャーのもと、ドメイン駆動設計やAmazon Web Services (AWS)といったチャレンジングな技術を使ったシステム開発にワクワクしながら取り組んでいます。

 

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座間 政紀(ざま まさき)
2019年6月中途入社/社会人6年目
基盤本部   基盤系システム部   基盤横断システム開発グループ
前職は中小企業のSIer。既存システムをリュニューアルするプロジェクトのチームリーダーを経験。

 

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櫻井 耕司(さくらい こうじ)
2019年9月中途入社/社会人8年目
基盤本部   基盤系システム部   基盤横断システム開発グループ 主任
前職は大手企業のSIer。人工衛星の地上局や顔認証のシステム化などに携わる。

 

💡所属部門の雰囲気を聞いてみました💡

めちゃめちゃ仲が良く、リモートワーク中もGoogle Meetをつなぎっぱなしにしていつでも聞きたいことが聞ける状態で、たまに雑談もしています(笑)

グループリーダーの西さん(詳しくはこちらの記事をご覧くださいはマネジメントする立場でありながら完全にエンジニア志向なので、エンジニアとしてとても働きやすい環境を作ってくれています。また、グループメンバーが社内ブログに技術的な記事を書くと、すぐに反応してくれるメンバーや上司がいるので、とても楽しいです。

 

 

転職のきっかけ

 

──── 早速ですが、転職のきっかけを教えてください。


櫻井:中堅社員となり役職が主任になってから、プロジェクト管理やお客様との調整がメインの仕事として増えていったんです。それよりは、手を動かして開発をしていたかったので、「自分に合う会社があれば行くか」と比較的緩い気持ちで転職活動を始めました。そこで登録していた転職エージェントから、開発に力を入れているBIGLOBEはどうかと勧められて応募しました。面接の際に、設計や技術のスキルアップに力を入れているという具体的な説明があり、転職後のイメージが描けたのが決め手でした。

 

座間:僕もSIerだったので受託開発が多く、システムリニューアルがメインで一からシステムを作ることがありませんでした。プログラミングをがっつりやれたのは楽しかったのですが、自分自身設計力が弱いと感じていたので「自社のシステムを強くしたい、質をあげたい」という想いから転職活動を始めました。

会社をいろいろ見た中でBIGLOBEに決めたのは、直感です(笑)。採用面接に進む前にカジュアル面談を通じて事業の説明をしてくれたのが印象深く、マッチングを大切にしてくれているのが分かり、入社を決めました。


BIGLOBEで学び、アウトプットする楽しさ

 

──── 実際にBIGLOBEへ入社して、いかがでしたか。


櫻井:まず、企画から開発、運用まで自社で担っているので、何かとコミュニケーションがとりやすくスピード感がありますね。 

また、ドメイン駆動設計(Domain Driven Design: DDD)などのモデリングにもかなり力をいれているので、その能力も身に付きますし、得られた知見をアウトプットしているのも魅力だと思います。例えば、「DDDモデリングハンズオン」と題して、「BIGLOBEの格安SIM料金計算システム」や、先日テックブログで小野田さんが解説していた「新幹線料金計算システム」のワークショップを一般参加型で行ったり。

きちんとモデリングしたコードで保守しやすくしているのは新鮮でした。

BIGLOBEでは全面的にAWSに移行している最中で、そうしたチャレンジングなことに取り組めるのもいいですね。

 

座間:同感です。チャレンジングな空気、社風はありますよね。AWSもDDDも、ボトムアップな感じで自発的に動いているのはかなりいいと思います。

ハンズオンのイベントはYahoo!さんと合同で行ったので、社外との交流もできますし、技術書典(技術書の即売会)にも参加したりと、自分たちの取り組んでいる開発をアウトプットする活動が盛んなのは非常に楽しいです。

 

櫻井:そうですね。これまでまとまった文章を公開した経験がなかったのですが、技術書典でまるまる1章分を書くのは色々と新鮮でした。デザインや校閲の面では社内のさまざまな方から支援していただき、何とか本として出すことが出来て楽しかったです。

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座間:この本はBIGLOBEへ転職して間もない中途採用のメンバーが集まって執筆しました。それぞれのスキルが違うのがとても面白かったです。

SIer出身の人が結構いましたが、

・設計メインであまりプログラミングしたことがない人
・むしろプログラミングばっかりやってた人
・技術系志望で管理職になるのがいやできた人

など、多種多様なメンバーと話をしながら一冊の本にまとめました。執筆活動の話から外れますが、話をしてみるとみんな前職での悩みを解決するためにBIGLOBEにきたんだなぁと感じました。それぞれが自分の悩みを解決できるBIGLOBEにしたいなと思っています(笑)。

あと、別の視点では、若手でも裁量が大きい点が魅力です。「こんな技術を使いたい」「こういう風にシステムを作っていきたい」という意見を聞いてくれる風通しの良さがあります。

SIerだと、上のポジションにいる人が決めたアーキテクチャに従って実装するのが常でしたが、自分の意見で設計から最後の実装、テストまでをやれるのもBIGLOBEの大きな特徴の1つですね。今携わっているシステム改善の業務でも、企画段階から関わることができているのでやりがいがあります。

 

自社開発の魅力とは

 

──── BIGLOBEにはスピード感、チャレンジング、裁量が大きい、得られた知見の公開と社外交流など、様々な魅力があるんですね。ちなみに、元SIerから見る自社開発の魅力とはなんでしょうか。

櫻井:SIerだと、限られた期間でシステムを作って納品して終わり、という作りきりが多いんです。自社開発は、作った後に何年も保守していくのは自分たちなので、開発効率に加えて品質や保守性を向上するためにスキルを身に着けようとするなど、チームや自分自身の成長につながる側面が多いところが魅力です。


座間:何より楽しいのは、自分の関わっているシステムがどんどんよくなっていくのを感じられることですね。作ってリリースしたら終わり、というドライな開発ではなく、リリース後も長年付き合っていくシステムになるので、愛着がわきます。

 

──── お二人とも入社すぐにBIGLOBEの環境になじみ、成果を出し続けてくれています。SIer時代に培ったスキルで、BIGLOBEでも活きていると思うものはありますか?

 

櫻井:開発プロジェクトでチームリーダーをした経験が一番役に立っていると思います。

プロジェクトでは、予想外の要求変更や厄介な不具合など様々な問題が発生しますが、それらを課題として管理し優先順位をつけて取り組んで来た経験はBIGLOBEでも活かせていると感じます。

 

座間:僕の場合は、業務システムへの知見とWebアプリケーションフレームワークの知識ですね。SIer時代は工期が短めのレガシーシステムリニューアル案件を多数やっていたのでさまざまなWebアプリのソースコードに関わることができました。

リニューアルということもあって、アプリを一から作り直す作業を経験しているのでフレームワークへの理解とアプリケーション設計についてもある程度学べていました。

多種多様なシステムに関われるのはSIerの強みかなと思いますね。こういった経験はBIGLOBEでの内製開発においてもアプリ設計する際に役立っています。

 

開発環境について

 

──── ところで、どんな環境で開発しているのですか?メインのプログラミング言語も教えてください。


櫻井:チームメンバーが使える言語ということもあって、JavaがメインでGitHub上でやり取りしています。

 

座間:BIGLOBEはDDDの手法をとっているので、型が付けられる言語がメインになっています。「型付き言語」といって、「このプログラムはこういう風にしか呼び出せないよ」という厳しいルールをつける言語です。型がない言語だと、プログラムの呼び出し方がいろいろあって汎用性な分、バグになりやすいという問題があるので、型が付けられる言語をメイン言語としています。

一方「この技術でやりたいんだ」と説得力をもって言えるなら、好きな技術が選べます。実際、AWSへ移行するときに、1つの大きなサービスを小さなサブシステムに分けるマイクロサービスアーキテクチャを採用しつつ、サーバーの管理が不要になるサーバーレスを利用していろんなプログラミング言語で実装してみました。それを保守していくには責任が伴いますし、採用した言語をチーム全員が使えるようにする必要があります。技術者の裁量が大きいのは素晴らしいことですが、高いスキルが要求されるので、成長意欲のあるエンジニアじゃないとかなり辛いかもしれないですね。

環境面では、ほとんどのエンジニアがMacで開発していて、現在は在宅勤務励行中のため、ほぼリモートワークです。


──── どんな資格や知識を持っているといいですか?


座間:言語の資格を持っているかは関係ないと思います。どちらかといえば、どんなプログラムを書いているかが重要です。資格をということであれば、AWSの資格を持っているといいと思います。我々も入社してからAWSの資格をとりました。

 

成長とやりがい

 

──── 入社後、成長できたところはどんなところだと思いますか?


櫻井:DDDのモデリングはかなり上達しました。また入社後1年程、1つのシステムのAWS移行を任せてもらい、これまで使ったことのなかったAWSのサービスをいろいろ使うこともできました。先ほど座間さんが言っていたように、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの資格も取得できたので、AWSの知識はかなりついたかなと思います。

 

座間:僕もDDDですね。保守性の高いシステムをどう作るかを1年かけてみっちりチームのみんなと取り組んで、考え方を身につけられました。

あと、今メインで触っているシステムはすぐ隣にいる社内の運用チーム向けの業務システムなので、SIerだった時とは比べ物にならないくらい短いスパンで要件定義や要求分析を繰り返しています。そのやり取りを通じてお客様視点での開発もスキルアップしたと思います。

 

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──── モチベーションを感じたエピソードを教えてください。


座間:まさに今がそうです。Adobe Flash Playerのサポートが2020年12月末に終了したので、Flash Playerで動いていたシステムを全面リニューアルしたんです。その時に、既存のシステムよりも、より使いやすい新しい画面を作ろうということで取り組んでいき、この1月にリリースしました。運用チームから「ここが良くなった」「ここはさらに改善していきたい」などいろいろ意見をもらえることが、モチベーションの高まるポイントでした。もっと良くしていこう!という目標にもつながります。


櫻井:リリースしてお客様から反応がもらえるのはモチベーションあがりますよね。僕は、最初に担当したシステムの運用も任されていたので、ちゃんと安定稼働しているのを見られた時はやりがいに感じました。

 

今後について


──── どんなキャリアプランを描いていますか?


櫻井:AWSのスキルをさらに磨いていき、将来的にはチームを超えてシステム全体を見られるアーキテクトのようなポジションにいけたらと思います。

 

座間:キャリアは明確には描けていませんが、全社的な課題を解決したいという想いがあります。意見を言いやすい雰囲気はあるものの、全社で取り組む新規サービスの話になるとまだまだトップダウンで決まることが多く、その際、見積もりや計画が不安定だと開発にしわ寄せがあり、かなり厳しい納期になったりもします。そのような組織全体のマネジメント的な課題を解決したいというビジョンは考えています。

 

櫻井:立派です!そうですね、トップダウンもありますね。組織全体の課題もあると思いますが、部下が上司に信頼されるように、スキルの底上げをしていきたいですね。



──── エンジニアから見て、今後のBIGLOBEはどうあるべきだと思いますか?



櫻井:BIGLOBEはよく言えば歴史がある、悪く言うとレガシーな仕組みが残ってしまっていて、人の手で何とかしています。2025年の崖で話題になったレガシーなシステムがまだまだあるので、その改善を加速していかなければなりません(2025年の崖に備えて)。お客様に喜んでいただけるサービスを迅速にお届けできるよう、柔軟に改善していける良いシステムにしていかないと、と思っています。


座間:おっしゃる通りですね。ビジネス職の社員は、お客様に喜んでいただける新しいサービスを早く提供したいという想いがあります。

「価値の提供」という意味では、我々エンジニアは、自動化すべきものはどんどん自動化して、なるべく人の手を動かさずに、スピーディにサービスを提供できるシステムを作ることが使命です。それを達成するにはスキルアップし続けることに加えて、エンジニア自身がお客様視点に立つことがとても重要だと思っています。

気をつけていないと技術の新しさや面白さにばかり目がいってしまうのがエンジニアですが、ビジネス職とチームになってお客様の価値を追求できるエンジニアになっていきたいな、と思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。


DDDやAWSが売りの当部門では中途採用を行っています。
より良いモデリングに興味があり、開発の現場でバリバリコードを書きたいという方、是非BIGLOBEで一緒に取り組んでみませんか?興味のある方はこちらをご覧ください。


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