こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。
新しい働き方として注目されているワーケーション。コロナ禍による、都内で4度目の緊急事態宣言が発出される前の6月下旬、私が所属する人事部でも業務型のワーケーションを実践しました。今回はその様子をお届けします。
(2児<小学生>の母である私。家族と離れて外泊するのは産後初です…!)
※ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。
「人事部合宿やろう」
上司の一声から始まったこの企画。BIGLOBEで推進している「ONSEN WORK(温泉地でのワーケーション)」を人事部でも実践してみようというものです。
在宅勤務続きでメンバーが顔を合わせる機会もなかなかないのでワクワクする一方で、家族を置いていくことに一抹の不安がよぎったのが正直な気持ち。
食事の支度どうしようかな、娘の髪の毛結わいてあげられないな…などなど。
悩みつつも、この「BIGLOBE Style」で人事部ワーケーションを紹介したいという気持ちが勝り、夫に小学生の娘2人を託し、思い切って参加することにしました!
結果的に、参加して正解でした。
場 所:湯河原温泉
行 程:1泊2日(金曜日AM9:30湯河原駅集合〜土曜日PM12:00現地解散)
参加者:人事部のうち10名(日帰り4名含む)
- 温泉地で仕事ができるなんて、素直にワクワクします
- 未来を考えるワークショップ
- 初日はワーケーションのメリットを生かしきれず…疲労
- メンバーとの親睦が深まります
- 翌日はリベンジでバケーション要素を多めに取り入れました
- チームでのワーケーションで気づいたこと
温泉地で仕事ができるなんて、素直にワクワクします
ワーケーション当日。「仕事をしに温泉に行く」ということに過剰に反応し、ソワソワが止まりません。通常業務の場所が変わるだけではなく、「温泉」ということに気分があがります。
向かう先は、都内から電車で1時間半ほどの湯河原。私の住む場所からもそう遠くなく、会社へ行くより少し時間がかかる位です。
下り電車でのんびり向かうと、海が見えてきました。朝からこんなさわやかな気持ちになれるなんて、早速ワーケーション効果の表れなのでしょうか。
湯河原温泉に到着!
メンバーと合流し、今回お世話になる温泉宿の送迎バスで現地へ向かいます。
駅にある「ゆがわらの手湯」。テンションが上がります。
未来を考えるワークショップ
川沿いに佇むお宿に到着。今回利用する会議室は広く、Wi-Fi環境や延長コードなどの設備も問題ありません。お茶やコーヒーも用意され、開かれた窓からは川のせせらぎが聞こえてきます。
10時、ファシリテーター進行のもと「未来を考える」ミーティング(ワークショップ)を開始。
10年後の未来を見据えて、次の3年間に必要なアクションや準備を定め、人事年表を作るのが今回のテーマです。未来にあるべき姿と人材の共通認識を合わせてから、議論、検討します。お昼までみっちり集中して行いました。
会社で用事がありワーケーションに参加できなかったメンバーとは、オンラインで様子を共有し、いつでも参加できる状態にしています。
💡ワーケーションでは未来のことを話し合うのがベスト。場所を変えることで想像力が膨らむ。(温泉地でわざわざ進捗報告とかしない。)
💡ワークショップの万全な準備と、ファシリテーターは大事。それによって有意義なものになるかどうか決まる。
食後、一部のメンバーで川沿いを散策し、湯河原のせせらぎを楽しみながら、かたくなりそうな頭をリフレッシュしました。ワーケーションはワーク+バーケーションなので、このようなくつろぎや遊びも大切です。…このことが、とても重要なことだったと後から気づくことになります。
午後は18時まで、午前中の続きです。
…とその前に、ティータイムセッションとして、上司への日頃の感謝の気持ちを付箋に書いて伝えました。なんだか恥ずかしそうですね…(笑)
初日はワーケーションのメリットを生かしきれず…疲労
その後、途中に休憩を挟んだものの、ずっと会議室にこもり続けていました。そのためか、夕方にはメンバーの顔が疲労感でいっぱいに。しかも、日帰りメンバーにとってはミーティングする場所を変えただけとなってしまい、ワーケーションのメリットを生かしきれませんでした。
川のせせらぎを感じながら、1つの議題に対してここまでじっくりとミーティングできたのは良かったのですが、休憩時間を長めにとって、散策したり温泉に浸かったりしてリフレッシュすべきだったと反省。ワーケーション初心者あるあるかもしれません。ここは改善したいところです💦
💡せっかくの温泉地。たまには会議室から脱出してオン・オフの切り替えをすべし。そうすることで頭がスッキリして新しいアイデアが生まれそう。
18時、1日目のミーティング終了!
日帰りメンバーはそのまま帰る人、温泉を楽しんでから帰る人とさまざま。私は泊まり組なので、夕飯前に露天風呂で疲れを癒しました。やはり温泉は気持ちいい。頭とカラダがほぐれていきます。普段は、温泉宿に来ても子どものカラスの行水に付き合うだけで、こんなにゆっくりできた試しがありません。最高です…♨
メンバーとの親睦が深まります
夕食はメンバーと一緒にお宿の個室でソーシャルディスタンスを保ちながらいただきました。コロナ禍となってから夕食を共にすることがなかったので、かなり久しぶりです。普段からざっくばらんな話をしている私たちですが、それに輪をかけていろんな話をしてリラックスすることができました。涼風が気持ちいい温泉地でメンバーそろってワークして、バケーションもして……これもチームで行くワーケーションの醍醐味かもしれません。
夕食後は再び温泉へ行きました。寝る前にぬるめの温泉に入ると、副交感神経が高まり睡眠の質がよくなるそうです。平日で宿泊客も多くなかったため、温泉タイムを存分に満喫できました。
ワーケーションは主に、旅行客の少ない平日に利用することで、そのお宿も地域も私たちもwin-win-winとなるメリットがあります。
家事に追われることもなく、特にすることがないので早めの就寝(1人部屋)。健康に良さそうです。
ちなみに、寝る前に子供に電話しましたが、「(ママがいなくても)大丈夫だよ」とのことでした。もう小学生なので心配するまでもなかったようです。ただ、お子さんが未就学児の場合は当然手がかかりますので、泊まりでの業務型ワーケーションはハードルが高く感じるかもしれませんね。
翌日はリベンジでバケーション要素を多めに取り入れました
2日目。良い天気。しっかりとした朝食(健康的!)をいただいてから、仕事開始。眠気に負けて朝は温泉に入りませんでしたが、仕事前に熱いお湯に入ると交感神経が刺激されて目覚めが良くスッキリするといわれています。
昨日の反省から、まずは近くにある万葉公園を散策して、滝のマイナスイオンをたっぷり浴びます。
せっかくなので、万葉公園のテラスで昨日の続きを行いました。このように開放的な環境で肩の力を抜いて意見交換をすることで、議論のゴールとなる道筋がおおまかに作れたかと思います。
豊かな自然に囲まれたテラスには、コワーキングスペースもありました。
💡天気が良い日は野外ミーティングで気分を変えるのがおすすめ。
お宿の会議室へ戻る道すがら、レトロな射的屋さんを発見。壁には沢山のサイン色紙が飾ってあります。話を伺うと、昔は湯河原にも映画館があり、よく撮影に使われ多くの芸能人が遊びにきてくれた、と懐かしそうに話してくださいました。こんなふうに地域の方と話をするのも楽しいです。こういうことから、ビジネスのヒントが得られるのかもしれませんね。
会議室に戻ってからまとめとふりかえりを行い、今回のワーケーションは終了です。
人事年表を完成させるまではいきませんでしたが、顔を突き合わせ集中して議論し、未来にあるべき姿の方向性を(少しですが)導けたこと、そして共通の認識を持てたことが今回の成果です。
チームでのワーケーションで気づいたこと
コロナ禍の影響で在宅勤務が中心となった今、リアルで議論するこのような機会はとても貴重に感じ、チームビルディングには最適だと思いました。そして、環境を変えたことで非日常と温泉の癒し効果があり、リラックスして臨めたのも良かったです。
ワーケーションにもいくつかのパターンがありますが、今回実践したのは「業務型」のワーケーションになります。これから体験するかもしれないみなさまの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※本ワーケーションは十分な感染対策の上、実施しました。
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