BIGLOBEの「はたらく人」と「トガッた技術」

「継続的に成長する」を意識し、未来のコンタクトセンターのシステムを作り上げていく

松崎 剛史

こんにちは。BIGLOBE Style編集部です。

今回の記事でご紹介するのは、2018年3月に中途で入社し、現在は基盤本部 マーケティングプラットフォーム部 CCシステム開発グループ 主任を勤める松崎 剛史(まつざき まさし)。

社内のレガシーシステムをクラウド活用で先進的なシステムへ刷新するプロジェクトなどに携わり、20年度下期には「統合UI基盤リニューアル」で社内MVP賞(*)を受賞するなど、BIGLOBEの開発体制の変革に大きく貢献しています。

そんな松崎が普段どのような仕事のやりがいや課題を感じていて、今後どんなことを目指しているのかなどをインタビューにて聞きました。

*社内MVP賞とは、特別な功績を出した「個人」の仕事ぶりと培われた功績に対して敬意を表すための表彰制度で、半期に一度行われます。

※撮影時のみマスクを外しています。

100%受託開発SIerから、自社システムの開発へ

松崎 剛史

松崎 剛史(まつざき まさし)
基盤本部 マーケティングプラットフォーム部 CCシステム開発グループ

2018年3月中途入社/社会人7年目。
前職の大手IT企業SIerから中途入社し、現在はAmazon Web Services(AWS)やSalesforce等のクラウドサービスを活用したコンタクトセンターシステムのシステム開発業務に従事している。

 

—— まずは松崎さんがBIGLOBEに入社したきっかけから教えてください。

 

前職は、新卒で入社したSIerでシステム開発に3年程携わっていました。100%受託開発でいろいろな案件を経験できましたが、自分でコーディングすることが全くなかったので「エンジニアとして、それはどうなんだろう?」と疑問に思い転職活動を始めたのがきっかけです。インフラネットワークを扱う企業で、アプリケーションエンジニア的な開発をしたかったことから転職サイトで対象企業を探し、その中でもここならフロントとバック両面の技術を身につけられるのではないかと思ったのがBIGLOBEでした。

 

—— BIGLOBEに入社してみて、実際はいかがでしたか?

 

まず組織のことで言うと、いい意味でギャップに感じたのがいろいろな部門の人と話す機会が予想以上に多い会社だったこと。このBIGLOBE Styleに登場している他の社員インタビュー記事でも触れられていますが、部門間の垣根が低いので風通しがよく、新しいサービスを立ち上げる時などもたくさんの人の意見を出しつつ一丸となって進めていく雰囲気があります。そこが会社としての「らしさ」であり、良いところではないでしょうか。

 

仕事については、2016年ごろから既存のレガシーシステムをSalesforceに機能集約したり、オンプレミスサーバをAWS化したりなど、先進的なシステムへと刷新するプロジェクトが動いています。私もこのプロジェクトに3年程携わっています。

 

部として掲げているミッションは、コンタクトセンターの方々が安心安全で効率的かつ快適に使えるシステムを開発すること。自社システムなので、とても幅広い経験を積めていると感じています。

 

困難を乗り越えた先に、成長の手応えを感じる

松崎 剛史

—— 具体的にはどんな仕事内容なのかを教えてください。

 

例えば、コンタクトセンターやカスタマーサポートの運用部門の人は、今まで手作業でExcel管理をするなど非効率な業務が多くありました。しかし、ずっとその運用を行っていたので、ある意味安定的に稼働はできていましたが、IEのサポート切れや社内的なDX推進の流れもあり、新たなシステムへの刷新に踏み切ることになったのです。

 

私が担当しているのは、その業務を移行するにあたって利便性を向上させたり、手作業でやっているところを自動化したりと効率的に進めていくための開発フェーズです。

 

割と素案が粗いところからプロジェクトが始まったので「こうすれば改善がうまくいくのでは?」といった企画のところから話して、「この機能だったら作れる」「いや、これはどう作ったらいいのか」などを検討していきます。自ら提案などもできるため、新しいものを作りたい人にはとても楽しいと感じられる環境があると思います。

 

逆に言うと、何をすればいいかが決まっていない状況だったので成果が出なければ仕事をした意味がなくなってしまうのが難しいところです。上司からこのシステムを作ってくれと強く言われることはないので、より良くしていくために自分たちで何を作ったらいいかを考え、発信していく必要があります。

 

—— 主体性が求められる環境ですね。大変なところ、逆にそこを乗り越えたやりがいなどもあったかと思いますがいかがでしたか?

 

大変だったことは、今まで蓄えたノウハウを共有した上でクラウドへ移行していくことですね。既存のコンタクトセンターシステムが何故その仕様になったのかがわからず、設計書もなく、把握している人もいない状態だったので、ずっとシステム保守を担当してきた人に確認しながら、困難を乗り越えていきました。

 

その結果、うまく移行できて実際にシステムを使うオペレーターや運用部門の方々から、「業務の改善ができました」と言っていただけたのが一番嬉しく、やりがいを感じたシーンでもあります。

 

—— 20年度下期に「統合UI基盤リニューアル」でMVP賞を受賞したり、KDDIの業務品質向上賞「努力賞」受賞にも貢献されていますね。

 

努力賞は戦略投資プロジェクトで、センターコストの大幅削減(年間5.7億)を達成したことからいただきました。業務設計部門、運用部門、開発部門などのメンバーで取り組んだプロジェクトなので、チームでいただけた賞です。また、統合UI基盤リニューアルのプロジェクトはまさにSalesforceへ移行し機能実装したプロジェクトで、品質を保ちながら納期に間に合わせた点が評価されたのかもしれませんが、期限がある中でどこまでやるかの調整が一番大変でしたね。開発目線になりますが、そういった難易度の高いプロジェクトを通じて自身も成長できたと感じています。

 

SalesforceやAWSを一から学んで身につけた経験を活かす

松崎 剛史

—— 基盤本部ではどんな人材が活躍できる部署だと思いますか?

 

今回のプロジェクトに関してはSalesforceの利用経験があるとベストですが、システム開発の経験があってユーザー目線で仕事に取り組める方なら大丈夫だと思います。それより、営業や他の開発部署などいろいろなところから意見を集めたり調整することが多いので、コミュニケーション力があるといいですね。システム開発では外部のパートナー企業さまと連携することも多いので、BIGLOBE側がプロジェクトリーダーとなり取りまとめを行います。私が所属するグループでは月単位で10人くらいは委託先パートナーを抱えて開発しているので、バックボーンが違う人たちと意見を出し合って良い結果になるように進めていける人は活躍できると思います。

 

—— 松崎さんは普段の業務でどんなことを意識されていますか?

 

BIGLOBEの行動指針であるビッグローブマインドの中から選ぶと「継続的に成長する」を一番意識しています。SalesforceやAWSを使って開発すると、案件ごとに今まで使ったことのない機能があるので、その場その場で学んでいかないとうまく作れません。私自身がもともとSalesforceやAWSの経験がない状態でBIGLOBEに入社し、一から身につけていったので、案件ごとに必要なことをひたすら学んできました。だからこそ、普段の業務でも「継続的に成長する」を意識できるシーンが必然的に多くなり、エンジニアとしても大事なことだと思っているマインドです。

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技術もマネジメントもわかるプレイングマネージャーへ

松崎 剛史

—— これから手がけたいプロジェクトや部署のミッションなどがあれば教えてください。

 

開発チームの今後の展望としては、もともとあった機能の移行はある程度終わってきたので、今までのシステムにはなかったAIや自動化機能を取り入れたり、属人化を極力減らしたりできるような運用にしていくことです。その結果として、未来のコンタクトセンターのシステムを作り上げていくことが今後のミッションになります。

 

—— 松崎さんご自身は今後どのようなビジョンをお持ちですか?

 

私自身は今使っているシステムに縛られずいろいろな技術範囲の知識を身につけ、幅広い開発案件を担えるエンジニアになっていきたいですね。その意味では、プレイングマネージャーがベストなポジションかなと思っています。自分で開発を行いつつ、プロジェクトのマネジメントもしていくようなキャリアを歩みたいですね。

 

—— 本日はありがとうございました!



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