こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。
新卒入社1〜3年目の社員を対象に、人事部主催の研修を実施しました。この研修は新しい試みで、同世代との情報交換を通じて自分の現在地を知るというもの。1回目となる今回の研修場所は、KDDIの研修施設「LINK FOREST」。品川の職場から離れた場所で行うことで、リフレッシュしながら、かつ集中して臨めそうです。
今回の記事ではその研修内容についてレポートします!
(本研修は、1年目〜3年目の社員合同で行いますが、人数が多いため半数ずつ2日に分けて実施しました。)
研修対象である1〜3年目の社員は、コロナ禍で入社し、テレワーク中心の働き方が主でした。そのため、関わるメンバーとの交流が限られており、名前は知っているけれど顔を思い浮かべることができないという状況が生まれていました。今回の研修では、さまざまな部署から集まった同世代が一堂に会し、コミュニケーションを図りながらワークに取り組みます。
はじめに、今回の研修のねらいについて、人事部の中川から話がありました。
経験学習とふりかえりで自分の現在地を知る
研修のねらい
・これまでをふりかえりながら現在地を知る
・同世代のつながりを増やす
中川「今回の研修では、これまでどのような経験をして今に至るのかを言語化して、学んできたことを実感してもらいます。そうやってふりかえりながら現在地を整理して自分を理解し、次のステップに繋げましょう。また、このふりかえりを通してお互いのことを知り、同世代のつながりを縦・横・斜めと増やしてください。そのつながりが生産性や幸福度を高め、結果として組織へも良い影響を与えることになります。
そして、今日のポイントは、自分のできたことに着目してあげることです。日々、理想としている基準に対してできていないことに目が向きがちですよね。今回は、入社時に比べ今はこれだけ伸びた、といったように、できたことを数えてみてください。」
年次の近い先輩、後輩と取り組むことで、キャリアプランを描くためのヒントや、自分の成長度合いの気づきを得られることが期待されます。
また、BIGLOBEは新卒採用サイトにあるように、コーポレートスタッフの他、下図のような職種で構成されています。各部門が持つ専門知識を集結したり、補完しあったりしながら仕事を進めていくため、縦・横・斜めのつながりは仕事を進める上でとても有益な要素になります。
さらに、中川は参加者に向けて、会社から期待されている未来の姿について次のように意識付けしました。
中川「みなさんは、いずれ会社を牽引することを期待されています。裏を返せば、そのチャンスが転がっているということです。自分たちが屋台骨を背負っていくんだという自覚を持って欲しいと思います。」
これだけを伝えると、「役職につこうということか」と捉えられがちですが、そうではなく、いろいろな形で周囲に影響を与えられる人材になって欲しいという期待が込められているのだと話しました。
自己紹介と、研修への意気込み
セッション1:自己紹介
前置きが長くなりましたが、最初のセッションは、全員で自己紹介です。1人ずつ、担当業務やこの研修への意気込みなどを発表します。
「先輩とのふりかえりを楽しみにしている」、「2年目、3年目にはどうなっていたらいいのか知りたい」、「互いの業務を共有しあいたい」、「この研修をきっかけに知り合いになれたら嬉しい」といった声が挙がりました。
自分の現在地を知るライフチャート
セッション2:現在地を知る
①ライフチャート作成
年次が入り混じったグループに分かれてのワークです。まず個人ワークで、入社からこれまでの心境の変化や象徴的なエピソード、そこから言える教訓などを具体的に紙に起こし、可視化します。
その後グループでシェアし、どんなことができるようになったのか、自分だったらどうするか、今後どうレベルアップしていけばいいのかを対話しながら気づきを得ます。
・仕事がうまくいかず気分が低下した時のこと
・あることをきっかけに自分を見つめなおして前向きになれたこと
・成果が頑張れる根源だということ
・初めて後輩を持ち、どう指導すべきか苦悩を抱いたこと
・描いているキャリアのこと
…このようなリアルな経験が共有され、活発な対話が繰り広げられていました。
対話の中で頻繁に聞こえた「モチベーション」という言葉について、中川は次のように指摘しました。
中川「モチベーションって何だと思いますか?やる気だと思いますよね。でも、本来モチベーションとは動機づけのことです。明確な目的があれば、つらいことがあっても乗り越えられる精神状態でのことですね。モチベーションと日々の気分を混同することなく、目的のところに意識を持っていくことが大事です。
あと、ひとつ知っておいて欲しいことがあります。気分のあがりさがりは当然ありますが、心理的不協和や認知の矛盾が起きたとき、人は辻褄を合わせようとします。たとえば『周囲がいけないのだ』と人のせいにするのもそうですね。そうやって自分を納得させてしまうのです。しかし、それでは学習にはなりません。コントロールすべき対象は他人や周りの物事ではなく、自分の行動と言動です。生産的な思考へとコントロールすることに集中するとどうなるか、ということを初めに考えられるようにしましょう」
②できるようになったことを数える。
次は、同期同士のグループに再編して「できるようになったこと」を数えます。
これまでに乗り越えてきたことや、できるようになった事実を小さなことでもいいのでできるだけたくさん紙に書き出します。そして、そんな自分自身をどんな言葉で認めてあげたいかを考えてまとめます。
紙に書き出すことで、自分がどれだけ成長したのか目に見えて実感することができ、また、同期同士でシェアすることで、みんなが頑張っているのなら自分も!と感化されるセッションになったようです。
セッション3:初心忘れるべからず
最後のセッションです。再度、年次が入り混じったグループに分かれたところに、参加者たちへ採用時のエントリーシートが配付されました。会場が一気にどよめきます(笑)
このセッションでは、自分のエントリーシートを見ながら、入社時の心境と、改めてBIGLOBEで働く志望動機はなんだろうかと書き出してもらい、その後、グループでシェアしました。
「当時はこんなことを考えていたのか」、「入社前からやりたいことの軸は変わっていない」などさまざまな声が飛び交っていましたが、志望動機はずっと変わらないものでもないので、たまに立ち止まってアップデートしていけるといいですね。
研修を終えて
最後に、冒頭と同じように全員で輪になり研修の感想を共有しました。参加者からの感想をいくつかご紹介します。
・1-3年目で集まることがなかなかなかったので、いい機会だった
・先輩から働き方を学べたおかげで、自分自身への課題も発見できた
・みなさんがどんな業務をしているかを知り視野が広がった
・斜めのつながりがあると、誰に聞けばいい案件かわかるようになるのでとても有意義だった
・周りから自分がどう見えているのか改めて聞くことができ、褒めてもらえてよかった
・できないことばかりに目が行き落ち込むこともあったが、入社時に比べたら格段にできることが増えていて自信につながった
・肯定感をあげてもらえるワークだったので前向きに頑張れる
・志望動機を見返して、改めてここで働きたい!と思えた
・先輩の背中を見ていると追いつけないと思いがちだったが、先輩も苦しんだ時期を乗り越えていることを知り、学びになった
・同期の成長を知り、切磋琢磨しながら自分も負けないようにしたいと思った
余談ですが、後日、1〜3年目社員による親睦会も開催されたようです!
今回の研修を通じて、今以上にビッグローブマインドを体現しながら、各自の能力を最大限に発揮してもらえることを願っています。また、このコミュニティで共にBIGLOBEの未来を築いてくれることを期待しています!
以上、1〜3年目の研修レポートでした。
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