こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。
BIGLOBEでは、KDDIリンクフォレストにて「1-3年目研修」を開催しました。本記事では、その研修の様子を紹介し、その中での取り組みや参加者の学びをレポートします!
- はじめに
- Section.1 キャリアに目を向ける
- Section.2 これまでのキャリアをふりかえる(Can)
- Section.3 周囲の期待をとらえる(Must)
- Section.4 ありたい姿を考える(Will)
- さいごに
はじめに
入社1年目から3年目の若手社員を対象としたこの研修は「主体的にキャリアを築く必要性」を認識し、自分のキャリアをより豊かにするための具体的な行動を決定することを目的としています。中長期的には、将来のリーダーとなるための基礎を固めることが狙いです。
研修は以下のような流れで行われました。
▼当日の流れ
Section.1 キャリアに目を向ける
Section.2 これまでの経験を振り返る(Can)
Section.3 周囲の期待をとらえる(Must)
Section.4 ありたい姿を考える(Will)
研修は、株式会社NEWONEの高嶋講師の指導のもと、参加者同士が正直に意見交換を行うことを奨励するルールで進められました。
はじめに、年次が異なる3〜4名のグループに分かれ、自己紹介を行いました。「実は〇〇なんです」といったフレーズで始まる自己紹介により、リラックスした雰囲気の中で参加者同士の距離を縮めていきます♪
次に、「仕事が楽しいか」「成長を実感しているか」「1年後には順調なキャリアを歩んでいると思うか」といった質問に対するスタンディングアンケートを行いました。このアンケートでは、「とてもそう思う」から「そう思わない」までの軸で、自身の考えを共有します。
具体的には、「仕事」については、設計の仕事に興味を持ち、ワークライフバランスが充実して楽しいと感じる人がいる一方で、業務の要求が増えて自由な時間が減っていると感じる人もいました。「成長」については、知識の習得がひと段落して物足りなさを感じている人や、周囲からの評価を通じて自身の成長を実感している人も。また、「キャリア」については、今は自分のやりたいことを見つめ直す時期だという意見がありました。
ここで、講師から本研修のポイントが語られました。
「自分のキャリアを築くのは自分です。今日はそのために何をすべきか考えましょう。キャリアを進める際には、周囲の評価を知り、自己理解を深めることが重要です。そのためには自己開示が欠かせません。自己開示することで、周囲から自分がどのように見えているかを知ることができ、自己理解が進みます。そして、それは自分の価値観に沿った働き方にもつながります。」
Section.1 キャリアに目を向ける
Section.1では、キャリアについての理解を深めます。
キャリアという言葉について、講師からは、狭義には「仕事におけるキャリア」として理解される一方で、広義には「人生そのもの」として捉えることができると説明がありました。
そして、参加者は、未来のキャリアを考える際に、自身を取り巻く環境がどのように変化する可能性があるかをグループで話し合いました。その際に挙げられた意見には、AI技術の進化で仕事が楽になる一方で生産性の向上が求められる可能性、営業職などでの人間的なつながりは変わらないのではないか、税金の引き上げや週休3日の導入、女性の社会進出の加速、年金制度の不安、定年年齢の引き上げなどがありました。
講師はこれらの意見に対し、現代(いわゆるVUCAの時代)は将来の環境が予測困難であることを認識する重要性を指摘しました。そして、幸せな生活に必要な要素として、健康やお金はもちろんですが、自分のキャリアを自分で決定できることが重要であると強調。さらに、自己決定を納得のいくものとするためには、自己理解が必要であり、この研修を通じてその理解を深めることを目指してほしいと伝えました。
次からのSectionでは、自分にとって最適なキャリアを模索する方法として、Will-Can-Mustフレームを活用していきます。
自分がこれまで頑張ってきたことをふりかえり、そのうえで、周囲からの期待を把握し、最終的に理想とする状態を考えていきます。
Section.2 これまでのキャリアをふりかえる(Can)
まずは、自身のキャリアについての不安や課題を付箋に書き出し、グループで共有しました。
次に、モチベーション曲線を描きながら、過去の経験をふりかえります。
各自、入社から現在までのプラス感情とマイナス感情を曲線で表しながら、「できるようになったこと」を洗い出します。その後、ペアで共有しながら、最も成長できたと感じる経験や、その経験を通じて一番成長したと思うことは何かを質問し合いました。
先行きが不透明な環境の中、キャリアにおいて重要な要素として「自己効力感」があると講師は言います。このワークでお互いの経験を知り、質問し合うことで「自分もできるような気がする」という自己効力感を高めていきました。
また、ふりかえりと共に「偶然手に入れた資産(ビジネスマナー等)」や「狙って手に入れた資産(目標を持って手にいれたスキルなど)」についても話し合い、自分にはない視点を得る機会が設けられました。講師は、狙って何かを得ることには価値があり、本気になると楽しいものだと述べ、スキルが足りないと感じたときには自分のペースで習得できると良いと話しました。
Section.3 周囲の期待をとらえる(Must)
このSectionでは、お客さまをはじめ、組織、上司、先輩からどのような期待をされているかを把握し、それに対してどのような価値を提供できるかを考えていきます。
ワークでは、自分を中心として仕事をする上での「関係者」をできる限り洗い出し、関係者マップを作成。そして、それぞれの関係者が自分にどのような期待を寄せているかを書き出します。それをグループ内で共有し、期待に関する認識の観点や違いについて話し合いました。
こうして、自分が周囲からどのような期待を受けているかを明確にすることにより、具体的なアクションプランを策定し、期待に応える力を養うことが求められました。
ここで、参加者たちへのサプライズとして上司からの「手紙」が用意されており、会場には驚きの声が広がりました!
参加者たちは少し照れた様子で手紙を読み進め、「自分のことをしっかり見てくれていると感じられて嬉しい」「少しずつ期待に応えられている実感が湧いた」などの感想が挙がりました。
Section.4 ありたい姿を考える(Will)
最後のSectionは、アクションプランシートの作成です。
はじめに、身近な人の中で真似したい要素を洗い出してモデリングを行います。その要素に関連する「普段自分ができている良い行動」や「好ましくない行動」、そしてその理由をワークシートに書き出します。その後、実際にアクションプランの策定に取り組みました。
参加者は、将来へ向けた行動を意識することの重要性を学び、研修での気づきを活かして「1年後の理想の一日」をイメージし、その実現のための具体的な計画を立てました。さらに、その理想に近づくために必要な資産を考え、それを獲得するための方法を具体化し、「アクション宣言」としてグループで共有し、互いに意識を高めました。
最後に「計画性偶発性理論」に関する話があり、「普段から予期しないチャンスにどう備えているかの心構えが重要である」というエールを受け、本研修は終了しました。
ここで、少しですが参加者の受講後アンケートを紹介します。
〇自分の現在地と今後どうありたいかを考える良い機会となりました。
〇自身のキャリアに悩んでいた時期だったので、これまでの業務を振り返ることで頭の整理をつけることができました。
〇キャリアの正解がわからず、不安に感じていましたが、研修を通して「can, will, must」をそれぞれ分解しながら考えることで、思考がすっきりました。
〇完璧に見える先輩方も同じように不安を抱えながら努力されているという姿を見ることができ、良い刺激を受けました。
〇自分自身のキャリアだけではなく、周りの悩みや目標を知ることができ、刺激になりました。
〇これまでの自分を振り返り、できるようになったことを整理することで成長を実感できました。
〇普段の業務で期待されていることを知れたので、今以上に自分発信で提案していきたいというマインドになりました。
この研修を通じて、主体性や自分のキャリアに対する意識を再確認し、職場での新たな役割に向けた準備を始めることが期待されます。自己理解と他者との交流を深め、自身の成長を見据えた行動を促す、有意義な一日となりました。
以上、研修レポートでした!
さいごに
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